そう‐せっきん【曹雪芹】
[1715ころ〜1764ころ]中国、清の小説家。名は霑(てん)、字(あざな)は芹圃(きんぽ)。号は雪芹・芹渓(きんけい)など。満州貴族の出で、南京の名門に生まれたが、少年時代に家が没落。晩年、貧...
たいちゅう‐てんのう【胎中天皇】
応神天皇の異称。神功皇后が応神天皇を懐妊のまま朝鮮半島に出兵したと伝えられるところからの名。
たむら‐あきこ【田村秋子】
[1905〜1983]新劇女優。東京の生まれ。本姓、伴田。夫の友田恭助と築地座を結成、戦後は文学座に出演した。主演作に「ヘッダ=ガブラー」「ママの貯金」など。
てらやま‐しゅうじ【寺山修司】
[1935〜1983]劇作家・歌人。青森の生まれ。早熟の歌人として才能を示したが、のち劇団「天井桟敷」を主宰して前衛演劇活動を展開。歌集「空には本」、戯曲集「血は立ったまま眠っている」など。
ばん‐こうけい【伴蒿蹊】
[1733〜1806]江戸中・後期の国学者・歌人。京都の人。本名、資芳。別号、閑田子(かんでんし)。荷田春満(かだのあずままろ)に私淑。著「国歌或問」「近世畸人伝」「閑田耕筆」など。
ポンピドゥー【Georges Pompidou】
[1911〜1974]フランスの政治家。第19代大統領。1958年ド=ゴール内閣の官房長を務め、1962年首相に就任。1969年ド=ゴール退陣後の大統領選挙で当選し、大統領に就任。1974年現職...
まがき‐へいくろう【曲垣平九郎】
江戸初期の馬術家。名は盛澄。高松藩士のとき、将軍徳川家光の命で、愛宕山上の梅花を折りに乗馬のまま石段を上下したことにより有名。生没年未詳。
まつら‐さよひめ【松浦佐用姫】
伝説上の人物で、肥前の松浦に住んでいたという女性。任那(みまな)救援途中の大伴金村の子狭手比古(さでひこ)と契り、離別のとき、領布振(ひれふり)の峰(鏡山)から領布を振って別れを惜しみ、そのまま...
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
[1908〜1961]フランスの哲学者。後期フッサールの現象学に強い影響を受け、人間的主体としての身体をありのままに記述する独自の現象学を展開した。著「行動の構造」「知覚の現象学」「シーニュ」など。
り‐が【李賀】
[790〜816]中国、中唐期の詩人。福昌(河南省)の人。字(あざな)は長吉(ちょうきつ)。韓愈の知遇を得たが、不遇のまま早世。浪漫的、幻想的な詩風で有名。