ふくだ‐へいはちろう【福田平八郎】
[1892〜1974]日本画家。大分の生まれ。装飾的傾向の強い、明快な色面構成の作品で知られる。文化勲章受章。
みやお‐とみこ【宮尾登美子】
[1926〜2014]小説家。高知の生まれ。高知の花柳界で成長した体験を生かした自伝的作品で人気を集める。「一絃(いちげん)の琴」で直木賞受賞。他に「櫂(かい)」「序の舞」「クレオパトラ」など。...
みやぐち‐しづえ【宮口しづえ】
[1907〜1994]児童文学作家。長野の生まれ。木曽(きそ)馬籠(まごめ)の小学校教師を経て、同地の島崎藤村全集編纂室に勤務。作品は童話集「ミノスケのスキー帽」のほか、「ゲンと不動明王」「箱火...
みやざき‐いちさだ【宮崎市定】
[1901〜1995]東洋史学者。長野の生まれ。京大教授・東洋史学会会長。中国を中心に広くアジア史全般を研究。「九品官人法の研究」で学士院賞受賞。他の著作に「科挙」「中国史」など。平成元年(19...
みやべ‐みゆき【宮部みゆき】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、矢部。親しみやすい文体、身近な設定、巧みなストーリー展開で、推理・ミステリー・SF・時代小説など多彩な分野の作品を執筆。「理由」で直木賞、「模倣犯」で...
ミュラー【Wilhelm Müller】
[1794〜1827]ドイツ‐ロマン派の叙情詩人。作品「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」は、シューベルトの作曲で知られる。
ミュロン【Myrōn】
古代ギリシャの彫刻家。前5世紀に活躍。激しい運動の一瞬をとらえた「円盤投げ」などの作品で知られる。生没年未詳。ミロン。
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
ミヨー【Darius Milhaud】
[1892〜1974]フランスの作曲家。フランス六人組の一人。多調・ポリリズム(多リズム)の手法を使って広い分野の作品を残した。作品に、ピアノ曲「ブラジルへの郷愁」「スカラムシュ」、バレエ音楽「...
もりさき‐あずま【森崎東】
[1927〜2020]映画監督。長崎の生まれ。喜劇作品を多く手がける。「ニワトリはハダシだ」で芸術選奨。代表作「喜劇・女は度胸」「時代屋の女房」「塀の中の懲りない面々」など。