つちだ‐きょうそん【土田杏村】
[1891〜1934]思想家・評論家。新潟の生まれ。本名、茂(つとむ)。麦僊(ばくせん)の弟。西田幾多郎に師事。雑誌「文化」を発刊し、文明評論を展開。著「国文学の哲学的研究」「マルキシズム批判」など。
つちだ‐ばくせん【土田麦僊】
[1887〜1936]日本画家。新潟の生まれ。本名、金二。杏村(きょうそん)の兄。京都に出て竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事。大正7年(1918)国画創作協会を同志と結成。西洋近代絵画の影響と...
つちもと‐のりあき【土本典昭】
[1928〜2008]映画監督。岐阜の生まれ。水俣病(みなまたびょう)を扱ったドキュメンタリー映画で知られる。長期取材により、病に冒された人々の生活に密着した作品で高く評価された。代表作「水俣—...
どひ‐さねひら【土肥実平】
鎌倉初期の武将。相模土肥荘に住み、土肥次郎と称した。源頼朝の挙兵、石橋山の合戦などで戦功をあげ、奥州征伐や頼朝上洛にも随行した。生没年未詳。
はぶ‐げんせき【土生玄碩】
[1762〜1848]江戸後期の眼科医。安芸(あき)の人。名は義寿。シーボルトに散瞳薬を学び、代償として将軍家斉より拝領の葵の紋服を贈り、禁錮に処された。
ひじかた‐たつみ【土方巽】
[1928〜1986]舞踏家。秋田の生まれ。本名、元藤九日生(もとふじくにお)。自らの舞踏を暗黒舞踏と称し、現代舞踏の新しい分野を切り開いた。作「禁色」「バラ色ダンス」など。
ひじかた‐ていいち【土方定一】
[1904〜1980]美術史家・美術評論家。岐阜の生まれ。神奈川県立近代美術館館長。ドイツ・ネーデルラント美術や、近・現代の日本美術を研究。
ひじかた‐としぞう【土方歳三】
[1835〜1869]幕末の新撰組の副長。武蔵の人。隊長近藤勇を助けて活躍。鳥羽伏見の戦いに敗れたのちも東下して官軍に抵抗し、箱館五稜郭(ごりょうかく)で戦死。
ひじかた‐ひさあきら【土方久徴】
[1870〜1942]銀行家。三重の生まれ。日本銀行から日本興業銀行へ転じて総裁を務めた後、日銀に戻り副総裁・総裁に就任。金融恐慌・世界恐慌への対策に尽力した。
ひじかた‐ひさもと【土方久元】
[1833〜1918]幕末の志士。明治の政治家。土佐の人。藩命で七卿落ちに従った。明治維新後は、農商務相・宮内相などを歴任。