しおい‐うこう【塩井雨江】
[1869〜1913]詩人・国文学者。兵庫の生まれ。本名、正男。落合直文の浅香社に参加、七五調の詩を発表。著「暗香疎影」「新古今和歌集詳解」など。
しおのや‐おん【塩谷温】
[1878〜1962]中国文学者。東京の生まれ。号は節山。元曲の研究に功績をあげた。著「支那文学概論」「国訳元曲選」など。
しおのや‐とういん【塩谷宕陰】
[1809〜1867]江戸末期の儒学者。江戸の人。名は世弘。松崎慊堂(まつざきこうどう)に師事。浜松藩主水野忠邦に仕え、のち幕府の儒官。「阿芙蓉彙聞」「籌海(ちゅうかい)私議」を著して海防の必要...
しおばら‐たすけ【塩原多助】
[1743〜1816]江戸後期の商人。上野(こうずけ)の人。江戸に出て本所相生町に炭屋を営み、刻苦して富豪となった。三遊亭円朝作の人情噺(にんじょうばなし)や歌舞伎などに脚色され、特に愛馬の青(...
しおみ‐まさなり【塩見政誠】
[1646〜1719]江戸中期の蒔絵(まきえ)師。京都の人。落ち着いた気品のある研ぎ出し蒔絵は、「塩見蒔絵」と称されて高い評価を得た。