ふなき‐しげお【舟木重雄】
[1884〜1951]小説家。東京の生まれ。広津和郎(ひろつかずお)・葛西善蔵(かさいぜんぞう)らと文芸同人雑誌「奇蹟」を創刊。志賀直哉との親交も深かった。
ふなど‐よいち【船戸与一】
[1944〜2015]小説家。山口の生まれ。本名、原田建司。抜群の行動力を生かして海外取材を精力的にこなし、質の高い冒険小説を数多く発表した。「虹の谷の五月」で直木賞受賞。他に「山猫の夏」「砂の...
フュステル‐ド‐クーランジュ【Numa Denis Fustel de Coulanges】
[1830〜1889]フランスの歴史家。徹底した史料の文献学的研究を基礎に実証的な近代史学を創始した。著「古代都市」「古代フランス政治制度史」など。
フラゴナール【Jean Honoré Fragonard】
[1732〜1806]フランスの画家。ロココ美術の代表者の一人で、ブルボン王朝末期の宮廷風俗や人物などを、軽妙な筆致と甘美な色彩で描いた。作「読書する女」など。
ブハーリン【Nikolay Ivanovich Bukharin】
[1888〜1938]ソ連の政治家・経済学者。十月革命に参加。党中央委員、コミンテルン議長、「プラウダ」紙編集長として活躍。スターリンと対立して粛清された。
ブライト【John Bright】
[1811〜1889]英国の政治家。コブデンとともに自由放任主義を唱え、穀物法の廃止に成功。クリミア戦争に反対し、米国の南北戦争では北軍を支持した。
ブラスコ‐イバニェス【Vicente Blasco Ibáñez】
[1867〜1928]スペインの小説家。社会批判的な作品、第一次大戦を題材とした作品を著した。作「血と砂」「黙示録の四騎士」など。
ブラック【Georges Braque】
[1882〜1963]フランスの画家。フォービスムを経て、ピカソとともにキュビスムを創始。のち、具象性を帯びた独自の画風を確立した。作「ギターを持つ女」など。
ブラームス【Johannes Brahms】
[1833〜1897]ドイツの作曲家。ドイツ古典音楽の伝統に立ち、19世紀後半のロマン主義を代表する。作品に、「ドイツレクイエム」のほか4曲の交響曲、歌曲など多数。
プラクシテレス【Praxitelēs】
古代ギリシャの彫刻家。前4世紀に活躍。優美な裸体の神像を得意とした。オリンピアのヘラ神殿の「ヘルメス」が有名。生没年未詳。