ラクスネス【Halldór Kiljan Laxness】
[1902〜1998]アイスランドの小説家。カトリシズムを経て社会主義作家となった。1955年ノーベル文学賞受賞。作「サルカ=バルカ」「独立の民」など。
ラクロ【Pierre Choderlos de Laclos】
[1741〜1803]フランスの小説家・軍人。18世紀末の貴族社会の退廃を描き、心理小説の先駆とされる書簡体小説「危険な関係」で知られる。
ラシュディ【Salman Rushdie】
[1947〜 ]英国の小説家。インド生まれ。インドの混沌を、虚構と現実を織り交ぜるマジックリアリズムの手法によって描く。1988年刊の「悪魔の詩(うた)」でムハンマドを冒涜(ぼうとく)したとして...
ラジーシチェフ【Aleksandr Nikolaevich Radishchev】
[1749〜1802]ロシアの思想家・詩人・小説家。「ペテルブルグからモスクワへの旅」を自費出版して農奴の惨状を描き、専制政治や貴族制度などを批判したためシベリアに流刑された。
ラディゲ【Raymond Radiguet】
[1903〜1923]フランスの小説家。フランス心理主義小説の伝統を現代に生かし、簡潔な文体で恋愛心理を描いた。作「肉体の悪魔」「ドルジェル伯の舞踏会」など。
ラ‐ファイエット【Marie-Madeleine Pioche de La Vergne La Fayette】
[1634〜1693]フランスの女流小説家。代表作「クレーブの奥方」はフランス心理小説の先駆。
ラブクラフト【Howard Phillips Lovecraft】
[1890〜1937]米国の小説家。怪奇・幻想小説の先駆者の一人。生前は無名だったが、死後に広く知られるようになり、一連の小説がクトゥルー神話として体系化された。H=P=ラブクラフト。
ラルボー【Valery Larbaud】
[1881〜1957]フランスの詩人・小説家。精細な心理描写を特色とし、コント・詩・日記の3部からなる「A=O=バルナブース全集」などにより、文学的コスモポリタニズムの先駆者となった。ほかに小説...
ランドルフィ【Tommaso Landolfi】
[1908〜1979]イタリアの小説家。20世紀イタリア幻想文学の代表者の一人。シュールレアリスムの影響を受け、実験的な短編を多数残した。また、ロシア文学やフランス文学の翻訳家としても名高い。作...
ラーゲルクビスト【Pär Lagerkvist】
[1891〜1974]スウェーデンの小説家・詩人・劇作家。善と悪、神性と人性の二元的対立のテーマを追求した。1951年ノーベル文学賞受賞。小説「刑吏」「バラバ」など。