きたかた‐けんぞう【北方謙三】
[1947〜 ]小説家。佐賀の生まれ。「弔鐘はるかなり」でハードボイルドの新鋭として注目される。他に「檻」「渇きの街」など。近年は「破軍の星」「三国志」「水滸伝」「楊家将」など、歴史小説にも活躍...
きたはら‐あいこ【北原亜以子】
[1938〜2013]小説家。東京の生まれ。本名、高野美枝(よしえ)。女性ならではの視点で描いた時代小説で人気を集める。「恋忘れ草」で直木賞受賞。他に「粉雪舞う」「夜の明けるまで」「慶次郎縁側日...
きたはら‐たけお【北原武夫】
[1907〜1973]小説家。神奈川の生まれ。宇野千代と結婚、スタイル社を創業するが、のちに離婚。著書に小説「妻」「桜ホテル」「情人(じょうにん)」、評論「告白的女性論」など。
きたばたけ‐やほ【北畠八穂】
[1903〜1982]小説家・児童文学者。青森の生まれ。本名、美代。作家深田久弥と結婚したが、のち離婚。方言を駆使した郷土色豊かな作品を描く。「鬼を飼うゴロ」で野間児童文芸賞受賞。他に「十二歳の...
きたむら‐かおる【北村薫】
[1949〜 ]小説家。埼玉の生まれ。本名、宮本和男。高校教諭を務めながら平成元年(1989)「空飛ぶ馬」で覆面作家としてデビュー。その後作家活動に入り、「鷺と雪」で直木賞受賞。他に「夜の蝉」「...
きた‐もりお【北杜夫】
[1927〜2011]小説家・精神科医。東京の生まれ。本名、斎藤宗吉。斎藤茂吉の次男。「夜と霧の隅で」で芥川賞受賞。船医の体験をユーモラスに描いた「どくとるマンボウ航海記」がベストセラーとなり、...
きだ‐みのる
[1895〜1975]小説家。鹿児島の生まれ。本名、山田吉彦。パリ大学で古代社会学を学び、独自の文明批評を展開した。著「気違い部落周游紀行」「道徳を否む者」、共訳に「昆虫記」など。
キップリング【Joseph Rudyard Kipling】
[1865〜1936]英国の小説家・詩人。ボンベイ(ムンバイ)の生まれ。インドを舞台とする作品で知られる。1907年、ノーベル文学賞受賞。小説「ジャングルブック」、詩集「七つの海」など。
きのした‐なおえ【木下尚江】
[1869〜1937]評論家・小説家・社会運動家。長野の生まれ。キリスト教徒となる。普選運動・社会主義啓蒙運動に奔走。また、日露戦争の際には非戦運動を起こす。小説「火の柱」「良人(りょうじん)の...
きむら‐そうじゅう【木村荘十】
[1897〜1967]小説家。東京の生まれ。洋画家の木村荘八(しょうはち)は異母兄に当たる。満州で新聞記者、出版社の経営を経験し、作家となる。正義感に満ちた大衆小説を執筆。「雲南守備兵」で直木賞...