うえだ‐しょうじ【植田正治】
[1913〜2000]写真家。鳥取の生まれ。郷里である山陰地方の風物を多く撮影。代表作に、被写体をオブジェのように配置し撮影した「砂丘シリーズ」など。演出技法は植田調とよばれ、海外でも高い評価を得た。
かわもと‐きはちろう【川本喜八郎】
[1925〜2010]人形美術家・人形アニメーション作家。東京の生まれ。東宝撮影所美術部で映画製作に携わった後、フリーの人形美術家に転身。NHKの人形劇「三国志」「平家物語」では人形製作を担当し...
ぬまた‐しんすけ【沼田真佑】
[1978〜 ]小説家。北海道の生まれ。平成29年(2017)「影裏」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。同作品で同年、第157回芥川賞受賞。
フレーゲ【Gottlob Frege】
[1848〜1925]ドイツの数学者・哲学者。論理主義の立場から数の理論の基礎づけを試み、現代の記号論理学の創始者となった。また、語や文の「意義」と「意味」を区別して、言語分析哲学の基礎を築いた...
ボードリヤール【Jean Baudrillard】
[1929〜2007]フランスの社会学者。構造主義・記号論の影響下で記号としての「物」を考察し、現代消費社会を分析した。著「消費社会の神話と構造」「象徴交換と死」など。
ロラン【Claude Lorrain】
[1600〜1682]フランスの画家。生涯の大半をローマで送る。宗教的主題をもつ風景画を制作、外光と大気の微妙な変化を巧みに表現し、のちの風景画家に大きな影響を与えた。
わがつま‐さかえ【我妻栄】
[1897〜1973]民法学者。山形の生まれ。東大教授。民法の体系的な解釈を行い、学界や実務に大きな影響を与えた。文化勲章受章。著「民法講義」「近代法における債権の優越的地位」。
わしづ‐きどう【鷲津毅堂】
[1825〜1882]幕末・明治の漢詩人。尾張の人。名は宣光。字(あざな)は重光。毅堂は号。永井荷風の外祖父。昌平坂学問所に学び、尾張藩の儒者となる。維新後は明治新政府に出仕。著作に「毅堂丙集」...
わたなべ‐じゅんいち【渡辺淳一】
[1933〜2014]小説家。北海道の生まれ。医学部出身という異色の経歴を生かし、医療現場を舞台にした問題作を数多く執筆して人気を得る。その後は濃密な性描写の恋愛小説を手がけ、ブームを起こす。「...
ワルラス【Marie Esprit Léon Walras】
[1834〜1910]フランスの経済学者。ローザンヌ学派の始祖。限界効用理論を提示し、近代経済学の創始者の一人となった。また、この理論をもとに展開した一般均衡理論の確立により、その後の理論経済学...