こむらさき【小紫】
江戸初期の江戸吉原三浦屋の遊女。刑死した愛人、平井(白井)権八のあとを追って自殺。浄瑠璃や歌舞伎などに脚色。生没年未詳。→白井権八
これたか‐しんのう【惟喬親王】
[844〜897]文徳天皇の第1皇子。母は紀静子。父帝に愛されたが、母が藤原氏でないために皇嗣になれず、大宰帥(だざいのそち)・弾正尹(だんじょうのかみ)・上野大守などを歴任。のち、比叡山のふも...
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】
[1838〜1897]政治家。土佐の人。公武合体・大政奉還運動に活躍。明治維新後は新政府に仕えたが、征韓論に敗れて下野。板垣退助らとともに愛国公党を組織し、民撰議院設立建白書の提出に参画。のち、...
さい‐よういち【崔洋一】
[1949〜2022]映画監督。長野の生まれ。大島渚監督「愛のコリーダ」や村川透監督「最も危険な遊戯」で助監督をつとめる。「十階のモスキート」で劇場映画監督デビュー。代表作「月はどっちに出ている...
さくらば‐かずき【桜庭一樹】
[1971〜 ]小説家。島根の生まれ。「夜空に、満天の星」(のち「AD2015隔離都市」と改題)で作家デビュー。養父と娘の禁断の愛を描いた「私の男」で直木賞受賞。他に「少女には向かない職業」「赤...
さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】
平安後期の歌人、藤原成範(ふじわらのしげのり)の通称。通憲(みちのり)の子。桜を愛し、邸内に多く植えたという。
ささき‐みつぞう【佐々木味津三】
[1896〜1934]小説家。愛知の生まれ。本名、光三。新聞・雑誌記者を経て作家生活に入り、大衆小説を発表。作「右門捕物帳」「旗本退屈男」など。
サトー【Ernest Mason Satow】
[1843〜1929]英国の外交官。日本名、佐藤愛之助。号、薩道。文久2年(1862)英国領事館員として来日。パークス公使を助けて対日政策に貢献。明治28年(1895)公使として再び来日。日本・...
さの‐つねたみ【佐野常民】
[1823〜1902]政治家・社会事業家。佐賀の生まれ。西南戦争に際し、博愛社を創立、のち日本赤十字社と改称し初代社長となる。元老院議長・枢密顧問官などを歴任。
サムソン【Samson】
旧約聖書中の人物。イスラエルの士師で、怪力の持ち主。ペリシテ人と再三戦ってこれを破ったが、愛人デリラの策謀でその大力の根源である長髪を失い、敵に捕らえられて両眼をも失った。しかし、最後の怪力で神...