いとう‐すけちか【伊東祐親】
[?〜1182]平安後期の武将。伊豆の人。河津二郎と称した。平氏に味方して源頼朝と戦ったが、捕らえられて自殺。曽我兄弟の祖父。
いまむら‐しょうへい【今村昌平】
[1926〜2006]映画監督。東京の生まれ。重いテーマを扱いつつもそこはかとない面白さが漂う、独特な作品を多く残す。昭和58年(1983)「楢山節考(ならやまぶしこう)」と平成9年(1997)...
いわい‐はんしろう【岩井半四郎】
歌舞伎俳優。屋号、大和屋。 (初世)[1652〜1699]大坂の人。通称、長四郎。座元と立役を兼ねた。 (4世)[1747〜1800]江戸の人。俳名、杜若(とじゃく)。通称、お多福半四郎。岩...
えんち‐ふみこ【円地文子】
[1905〜1986]小説家・劇作家。東京の生まれ。本名、富美(ふみ)。上田万年(うえだかずとし)の二女。戯曲から小説に転じ、抑圧された女性の自我を官能的に描く。源氏物語の現代語訳にも尽力した。...
おおたに‐くぶつ【大谷句仏】
[1875〜1943]俳人。真宗大谷派の第23世法主(ほっす)。京都の生まれ。名は光演。俳誌「懸葵(かけあおい)」の中心的メンバー。句集に「夢の跡」「我は我」など。
おおまち‐けいげつ【大町桂月】
[1869〜1925]詩人・評論家。高知の生まれ。本名、芳衛。雑誌「帝国文学」に評論や詩を発表。のち、紀行文を多く書いた。詞華集「花紅葉」(共著)「黄菊白菊」、随想評論集「我が文章」など。
おおやま‐いくお【大山郁夫】
[1880〜1955]社会運動家。兵庫の生まれ。大正7年(1918)吉野作造らの黎明会(れいめいかい)に参加。翌年、長谷川如是閑らと「我等」を創刊。無産運動を指導、労働農民党委員長となる。第二次...
おざき‐こうよう【尾崎紅葉】
[1868〜1903]小説家。東京の生まれ。本名、徳太郎。別号、十千万堂(とちまんどう)など。山田美妙らと硯友社を興し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を発刊。泉鏡花・徳田秋声など多くの門人を世...
さとう‐あいこ【佐藤愛子】
[1923〜 ]小説家。大阪の生まれ。紅緑(こうろく)の娘。詩人のサトウ・ハチローは異母兄。体験的なテーマを扱った家庭小説を、骨太でおおらかなタッチで執筆。「戦いすんで日が暮れて」で直木賞受賞。...
そが‐の‐いしかわのまろ【蘇我石川麻呂】
[?〜649]飛鳥時代の朝臣。馬子の孫。本宗家の蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)と反目、大化の改新に功を立て、孝徳天皇即位とともに右大臣に就任。のち、讒言(ざんげん)によって自殺。蘇我倉山田石川麻呂。