くじょう‐よりつぐ【九条頼嗣】
[1239〜1256]鎌倉幕府第5代将軍。在職、1244〜1252。第2代摂家将軍。頼経の長男。父隠退のあと、執権北条経時に擁立されて将軍となったが、職を廃されたのち不遇のうちに没した。
くすのき‐まさすえ【楠木正季】
[?〜1336]南北朝時代の武将。河内の人。正成の弟。名は七郎。正成とともに後醍醐天皇に仕え、湊川で足利尊氏の軍に敗れて自害。
くすのき‐まさつら【楠木正行】
[1326〜1348]南北朝時代の武将。正成の長男。父の死後、河内守・摂津守となり、南朝軍として活躍。河内四条畷(しじょうなわて)で高師直(こうのもろなお)・師泰の軍に敗れて自害。小楠公。
くすのき‐まさとき【楠木正時】
[?〜1348]南北朝時代の武将。正成の次男。元弘の変以来各地で転戦。兄正行(まさつら)とともに四条畷(しじょうなわて)で高師直(こうのもろなお)・師泰の軍と戦い、敗れて自害。
くすのき‐まさのり【楠木正儀】
南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行戦死以後、楠木氏の棟梁(とうりょう)として活躍。のち、南北両朝の和議を図り、あるいは北朝方につき、また南朝方に帰るなど去就が複雑であった。晩年は不明。生没年未詳。
ぐさい【救済】
[1282?〜1376?]鎌倉末期・南北朝時代の連歌師。俗称、侍従房・侍公。和歌を冷泉為相(れいぜいためすけ)に、連歌を善阿に学んだ。二条良基と「菟玖波集(つくばしゅう)」を編集、「連歌新式」を...
けんにょ【顕如】
[1543〜1592]安土桃山時代の浄土真宗の僧。本願寺第11世。諱(いみな)は光佐(こうさ)。元亀元年〜天正8年(1570〜80)の間、織田信長と戦い、正親町(おおぎまち)天皇の仲裁で和議を結...
こうあ【向阿】
[1265〜1345]鎌倉末期・南北朝時代の浄土宗の僧。甲斐の人。号は是心。諱(いみな)は証賢。鎮西義一条流の祖礼阿(らいあ)に師事。著「三部仮名鈔」。
こひつ‐りょうさ【古筆了佐】
[1572〜1662]桃山時代から江戸前期の古筆鑑定家。古筆家の祖。近江(おうみ)の人。本名、平沢弥四郎。出家して了佐。近衛前久(このえさきひさ)・烏丸光広(からすまるみつひろ)に古筆鑑定を学ぶ...
ささざわ‐さほ【笹沢左保】
[1930〜2002]小説家。神奈川の生まれ。本名、勝(まさる)。処女長編「招かれざる客」で注目され、「人喰い」で日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会賞)受賞。「木枯し紋次郎」シリーズはテ...