いちじょう‐てんのう【一条天皇】
[980〜1011]第66代天皇。在位986〜1011。円融天皇の第1皇子。名は懐仁(やすひと)。在位中は藤原道長の全盛時代、宮廷女流文学の最盛期にあたる。
いちじょう‐ふゆら【一条冬良】
[1464〜1514]室町後期の公家・学者。兼良(かねら)の子。関白太政大臣。宗祇(そうぎ)とともに準勅撰の「新撰菟玖波(つくば)集」を編集。いちじょうふゆよし。
いちもんじ‐すけのり【一文字助則】
鎌倉前期の刀工。備前の人。助宗の子。後鳥羽上皇の御番鍛冶(ごばんかじ)として仕えたという。小一文字と称される。生没年未詳。
いちもんじ‐すけむね【一文字助宗】
鎌倉前期の刀工。備前の人。則宗の子。後鳥羽上皇の御番鍛冶として仕えたという。大一文字と称される。生没年未詳。
いちもんじ‐のりむね【一文字則宗】
平安末期から鎌倉前期にかけての刀工。備前福岡の人で、一文字派を興した。後鳥羽上皇の御番鍛冶として仕えたと伝えられる。菊一文字と称される。生没年未詳。
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...
いっぺん【一遍】
[1239〜1289]鎌倉中期の僧。伊予の人。時宗(じしゅう)の開祖。法名は智真(ちしん)。延暦寺に入り、太宰府で法然の孫弟子聖達に浄土教を学ぶ。のち熊野に参籠(さんろう)、霊験により一遍と号し...
いとう‐いっとうさい【伊藤一刀斎】
近世初期の剣客。生国は伊豆のほか諸説がある。名は景久。鐘巻自斎に師事し、のちに一刀流剣法を創始したといわれる。生没年未詳。
いとう‐げんぼく【伊東玄朴】
[1801〜1871]江戸末期の蘭方医。肥前の人。シーボルトに師事し、江戸に出て開業。牛痘苗による接種に成功し、同志とともに種痘所を開設。のち幕府の奥医師。
いとう‐じんさい【伊藤仁斎】
[1627〜1705]江戸前期の儒学者。京都の人。名は維楨(これえだ)。古義学派の祖。初め朱子学を学ぶ。京都堀川に開いた古義堂は、門弟三千余人を有したといわれる。著「論語古義」「孟子古義」「童子...