きそ‐よしなか【木曽義仲】
源義仲(みなもとのよしなか)の通称。
きど‐こういち【木戸幸一】
[1889〜1977]政治家。東京の生まれ。孝允(たかよし)の孫。文相・内相などを経て内大臣。東条英機を首相に推すなど天皇側近として影響力をもった。第二次大戦後、A級戦犯として終身禁錮刑、のち仮釈放。
きど‐こういん【木戸孝允】
⇒きどたかよし(木戸孝允)
きど‐たかよし【木戸孝允】
[1833〜1877]政治家。長州の人。初め桂小五郎と称し、のち木戸姓。維新の三傑の一人。吉田松陰に学び、討幕の志士として活躍した。明治維新後、五箇条の御誓文の起草、版籍奉還、廃藩置県などに尽力...
きむら‐けんかどう【木村蒹葭堂】
[1736〜1802]江戸中期の文人。大坂の人。名は孔恭。通称、坪井屋吉右衛門。別号、巽斎(そんさい)。本草学・絵画・詩文を学び、書画骨董を収集。著「蒹葭堂日記」など。
きむら‐しょうはち【木村荘八】
[1893〜1958]洋画家。東京の生まれ。岸田劉生とともにフュウザン会の結成に参加。のち春陽会会員として活躍。挿絵や随筆にもすぐれた。著「東京繁昌記」など。直木賞作家の木村荘十は異母弟に当たる。
きむら‐そうじゅう【木村荘十】
[1897〜1967]小説家。東京の生まれ。洋画家の木村荘八(しょうはち)は異母兄に当たる。満州で新聞記者、出版社の経営を経験し、作家となる。正義感に満ちた大衆小説を執筆。「雲南守備兵」で直木賞...
きむら‐たいけん【木村泰賢】
[1881〜1930]仏教学者・インド哲学者。岩手の生まれ。東大教授。著「印度六派哲学」「阿毘達磨(あびだつま)論の研究」など。
きむら‐ひさし【木村栄】
[1870〜1943]天文学者。石川の生まれ。岩手県奥州市の緯度観測所で緯度変化の観測に従事。明治35年(1902)、緯度変化の公式にZ項(木村項)を付加すべきことを提唱。文化勲章受章。
きむら‐まさこと【木村正辞】
[1827〜1913]幕末・明治の国文学者。千葉の生まれ。号は欟斎(つきのや)。東大教授。著「万葉集文字弁証」など。