なかえ‐ちょうみん【中江兆民】
[1847〜1901]思想家。土佐の人。名は篤介(とくすけ)。フランスに留学し、帰国後仏学塾を開設。「東洋自由新聞」を創刊し、主筆として明治政府を攻撃し、自由民権運動の理論的指導者となった。ルソ...
なかじま‐のぶゆき【中島信行】
[1846〜1899]政治家。土佐の人。岸田俊子の夫。坂本竜馬の海援隊に所属。明治維新後、神奈川県令・元老院議官などを歴任。自由党結成に参加、副総理となり、民権運動を推進した。のち初代衆議院議長。
ばば‐たつい【馬場辰猪】
[1850〜1888]思想家・政治家。高知の生まれ。孤蝶の兄。慶応義塾に学び、英国に留学。帰国後、自由民権思想の紹介・普及に尽力。米国フィラデルフィアで客死。著「天賦人権論」など。
パウロ【Paulos】
[前10ころ〜65ころ]1世紀のキリスト教の使徒・聖人。小アジアのタルソス生まれの、ローマ市民権をもったユダヤ人。ユダヤ教徒としてキリスト教を迫害したが、のち、半生をキリスト教の伝道にささげた。...
ふくだ‐ひでこ【福田英子】
[1865〜1927]婦人運動家。岡山の生まれ。旧姓、景山。自由民権運動に参加。大井憲太郎らと大阪事件に連座。明治40年(1907)雑誌「世界婦人」を創刊。著「妾(わらわ)の半生涯」など。
みしま‐みちつね【三島通庸】
[1835〜1888]内務官僚。薩摩(さつま)の生まれ。福島県令・栃木県令に在任中、地方開発を強行して、福島事件・加波山(かばさん)事件を起こし、自由党員を弾圧。のち、警視総監となり、保安条例を...