こう‐せき【高適】
[702ごろ〜765]中国、盛唐の詩人。渤海(ぼっかい)(山東省)の人。字(あざな)は達夫(たっぷ)。辺境の風物を歌った詩にすぐれた作が多い。こうてき。
こうだ‐のぶ【幸田延】
[1870〜1946]音楽教育家・ピアノ奏者。東京の生まれ。露伴の妹。ウィーンに留学。明治・大正期の音楽界の中心的人物。
コブデン【Richard Cobden】
[1804〜1865]英国の政治家。自由放任主義者で自由貿易を主張し、J=ブライトとともに穀物法反対運動を成功させた。
こぼり‐ともと【小堀鞆音】
[1864〜1931]日本画家。栃木の生まれ。旧姓、須藤。本名、桂三郎。日本美術院創立に参加。大和絵の伝統を守り、歴史画・人物画をよくした。
こまい‐たく【駒井卓】
[1886〜1972]動物学者・遺伝学者。兵庫の生まれ。欧米に留学。T=H=モルガンに師事し、ショウジョウバエの遺伝を研究。日本での進化遺伝学・人類遺伝学の先駆者となった。
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】
[1440〜1512]室町後期の装剣金工家。美濃の人。名は正奥。通称、四郎兵衛。足利義政に仕え、入道して祐乗と号した。目貫(めぬき)・小柄(こづか)・笄(こうがい)の三所物(みところもの)の意匠...
たいら‐の‐よしかど【平良門】
平将門(まさかど)の遺子として浄瑠璃・歌舞伎などに脚色されている人物。浄瑠璃「関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)」や、読本「善知鳥安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)」などに登場する。
たかた‐やすま【高田保馬】
[1883〜1972]社会学者・経済学者。佐賀の生まれ。京大教授。人々の結合を重視する立場から社会関係を分析。唯物史観に次ぐ社会学史観を提起。著「社会学原理」「勢力論」など。
たかの‐ちょうえい【高野長英】
[1804〜1850]江戸末期の蘭学者。陸奥(むつ)国水沢の人。名は譲(ゆずる)、のち長英。号、瑞皐(ずいこう)。長崎でシーボルトの鳴滝塾に学び、江戸で開業。渡辺崋山らと尚歯会を組織、開港論を唱...
たじまもり【田道間守】
古代の伝説上の人物。新羅(しらぎ)王子天日矛(あめのひぼこ)の子孫。記紀によれば、第11代垂仁天皇の勅により、常世(とこよ)の国から非時香菓(ときじくのかくのこのみ)(橘)を10年かけて持ち帰っ...