ひらふく‐ひゃくすい【平福百穂】
[1877〜1933]日本画家。秋田の生まれ。本名、貞蔵。画家平福穂庵の子。川端玉章に学び、自然主義を唱えて无声(むせい)会を結成。晩年は南画的手法を加えた独自の画境を開いた。アララギ派の歌人と...
ひらやま‐いくお【平山郁夫】
[1930〜2009]日本画家。広島の生まれ。東京美術学校で前田青邨に師事。日本美術院を中心に活動し、東京芸術大学学長などを歴任。また国内外の文化財保護にも注力した。仏教やシルクロードをテーマと...
ひろおか‐あさこ【広岡浅子】
[1849〜1919]実業家。京都の生まれ。豪商三井家の四女で、17歳のとき大阪の広岡信五郎と結婚。維新後は実業界に入り、炭鉱経営や銀行設立などに携わった。日本女子大学校(現日本女子大学)設立な...
ひろせ‐たけお【広瀬武夫】
[1868〜1904]軍人。海軍中佐。大分の生まれ。日露戦争中、旅順港閉鎖にあたり、自沈船の福井丸を指揮し、行方不明の杉野孫七兵曹長を退避の最後まで捜すうち、ボート上で被弾戦死。軍神とうたわれた。
ひろた‐こうき【広田弘毅】
[1878〜1948]政治家・外交官。福岡の生まれ。玄洋社に所属。駐ソ大使・外相を歴任。二・二六事件後首相となり、軍部大臣現役武官制を復活した。のち、近衛内閣の外相。第二次大戦後にA級戦犯として...
ひろた‐りゅうたろう【弘田竜太郎】
[1892〜1952]作曲家。高知の生まれ。多くの童謡・歌曲で知られる。作品に、童謡「雀(すずめ)の学校」「靴が鳴る」、歌曲「小諸なる古城のほとり」、歌劇「西浦の神」など。
ひろつ‐かずお【広津和郎】
[1891〜1968]小説家・評論家。東京の生まれ。柳浪の次男。「神経病時代」で小説家として出発。小説「やもり」「風雨強かるべし」、評論集「作者の感想」など。
ひろつ‐りゅうろう【広津柳浪】
[1861〜1928]小説家。長崎の生まれ。本名、直人。別号、蒼々園。硯友社(けんゆうしゃ)に入り、深刻小説と称される作品を発表。作「変目伝(へめでん)」「黒蜥蜴(くろとかげ)」「今戸心中」など。
ひろまつ‐わたる【広松渉】
[1933〜1994]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。マルクスの研究に大きな功績を残し、独自の哲学を構築。著「マルクス主義の地平」「世界の共同主観的存在構造」「存在と意味」など。
ビンラディン【Usāma bin Lādin】
[1957ごろ〜2011]サウジアラビア出身のイスラム原理主義者。同国の財閥の家系に生まれる。アフガン侵攻では米国などの援助を受けてソ連軍と戦うが、湾岸戦争のころから反米主義に傾き、国際テロ組織...