かわかみ‐ひろみ【川上弘美】
[1958〜 ]小説家。東京の生まれ。中学・高校の理科教師を務めたのち、文筆活動に入る。「蛇を踏む」で芥川賞受賞。「真鶴」で芸術選奨。他に「溺レる」「センセイの鞄」「古道具中野商店」など。
かわかみ‐びざん【川上眉山】
[1869〜1908]小説家。大阪の生まれ。名は亮(あきら)。硯友社同人。反俗的な社会批判を含む観念小説を発表したが、文壇の流れに合わず、自殺。小説「書記官」「観音岩」、随筆「ふところ日記」など。
かわかみ‐みえこ【川上未映子】
[1976〜 ]歌手・小説家。大阪の生まれ。はじめ歌手としてデビュー、のち文筆にも活動を広げる。「乳と卵(らん)」で芥川賞受賞。他に「わたくし率 イン 歯ー、または世界」「ヘブン」「すべて真夜中...
かわぐち‐えかい【河口慧海】
[1866〜1945]仏教学者・探検家。大阪の生まれ。仏教の原典研究を志し、鎖国状態のチベットに二度入国。多数の仏典を持ち帰り、仏教学の発展に寄与。著「西蔵(チベット)旅行記」など。
かわぐち‐まつたろう【川口松太郎】
[1899〜1985]小説家・劇作家。東京の生まれ。「鶴八鶴次郎」「風流深川唄」「明治一代女」で第1回直木賞受賞。映画・演劇界でも活躍。小説「新吾十番勝負」「愛染かつら」など。
かわごえ‐そういち【川越宗一】
[1978〜 ]小説家。鹿児島の生まれ。平成30年(2018)、豊臣秀吉の朝鮮出兵を題材にした「天地に燦(さん)たり」で松本清張賞を受賞し作家デビュー。「熱源」で第162回直木賞を受賞した。
かわさき‐あきこ【河崎秋子】
[1979〜 ]小説家。北海道の生まれ。「颶風(ぐふう)の王」で三浦綾子賞を受賞。北海道を舞台にした作品や、動物を題材とする作品を中心に活躍し、「ともぐい」で第170回直木賞受賞。
かわさき‐きゅうえん【川崎九淵】
[1874〜1961]能の大鼓方(おおつづみかた)。葛野流(かどのりゅう)宗家預かり。愛媛の生まれ。近代の大鼓の名人で、地拍子理論を確立した。芸術院会員。
かわさき‐ひろし【川崎洋】
[1930〜2004]詩人・放送作家。東京の生まれ。詩誌への投稿のかたわら昭和28年(1953)茨木のり子らと「櫂(かい)」を創刊。昭和32年(1957)から文筆活動に入る。詩やラジオドラマの執...
かわしま‐じんべえ【川島甚兵衛】
[1853〜1910]織芸家。京都の生まれ。西陣織生産に功績をあげ、渡欧して日本と外国の技術を総合し、旧来の唐織(からお)り・綴(つづ)れ織りなどを壮麗な芸術品に発展させた。