デボーリン【Abram Moiseevich Deborin】
[1881〜1963]ロシアの哲学者。ロシア革命後共産党に入党、「マルクス主義の旗の下に」誌を主宰。1920年代のソ連哲学界の重鎮であったが、のちにスターリンによってその観念論的傾向を批判された...
デーブリーン【Alfred Bruno Döblin】
[1878〜1957]ドイツのユダヤ系小説家・精神科医。ナチス時代、初めフランス、のち米国へ亡命。宗教的色彩の濃い作品を発表した。作「ベルリン‐アレクサンダー広場」「運命の旅」など。
ニコラウス‐クサヌス【Nicolaus Cusanus】
[1401〜1464]ドイツの神学者・哲学者。神秘主義と自然科学の調和を目ざす独自の哲学を説き、地球球体説を擁護し、近世への道を開いた先駆者といわれる。著「知ある無知」など。
パトナム【Hilary Putnam】
[1926〜2016]米国の哲学者。ネオプラグマティズムのリーダーの一人。心の哲学・科学哲学・言語哲学など幅広い分野で活躍した。著「理性・真理・歴史」「実在論と理性」など。パットナム。
フォントネル【Bernard Le Bovier de Fontenelle】
[1657〜1757]フランスの文人・思想家。コルネイユの甥(おい)。啓蒙思想の先駆者。「複数世界についての対話」でコペルニクスの学説を平易に解説したほか、新旧論争では近代派を擁護して科学や文学...
ほあし‐ばんり【帆足万里】
[1778〜1852]江戸後期の儒学者・理学者。豊後(ぶんご)の人。字(あざな)は鵬卿。通称、里吉。西欧近世科学を移入し、三浦梅園の説を発展させた。また、豊後日出(ひじ)藩家老として藩政を改革。...
ほしな‐まさゆき【保科正之】
[1611〜1673]江戸前期の大名。徳川秀忠の庶子。信濃高遠(たかとお)藩主保科正光の養子。のち、会津23万石の領主となり、幼少の将軍家綱を補佐して幕政に参与。民生の安定、社会政策の実施に尽力。
マンデルブロ【Benoît Mandelbrot】
[1924〜2010]ポーランドのワルシャワ出身、ユダヤ系の数学者、経済学者。1936年、家族とともにフランスに移住。1947年、エコールポリテクニークを卒業。その後、米国のカリフォルニア工科大...
モンテリウス【Gustav Oscar Montelius】
[1843〜1921]スウェーデンの考古学者。近代的考古学の創始者の一人。遺物の型式などから絶対年代を判定する科学的研究法を確立した。著「考古学研究法」など。
リスター【Joseph Lister】
[1827〜1912]英国の外科医。石炭酸溶液を用いた消毒法を開発し、近代外科手術の改善に貢献した。