あらし‐さんえもん【嵐三右衛門】
歌舞伎俳優。初世[1635〜1690]は摂津国西宮の人。やつし事と六方の名人。11世を数え、代々上方を中心に活躍。
いちかわ‐だんぞう【市川団蔵】
歌舞伎俳優。屋号、三河屋。 (初世)[1684〜1740]初世市川団十郎の門弟で、荒事(あらごと)・敵役(かたきやく)の名優。
(4世)[1745〜1808]京都の人。3世の養子。早変わりで...
いちむら‐うざえもん【市村羽左衛門】
歌舞伎俳優。市村座の座元。俳優を兼ねたのは4世から。 (初世)[1605〜1652]本名、村山又三郎。和泉(いずみ)国堺の人。江戸に村山座を創設。
(3世)[1635〜1686]初めて市村宇...
いづつ‐かずゆき【井筒和幸】
[1952〜 ]映画監督。奈良の生まれ。関西を舞台にした青春映画「岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS」で鮮烈な印象を与えた。その後は幅広いジャンルの作品で人気を集める。テレビ出...
えじま【江島/絵島】
[1681〜1741]江戸城大奥の女中。7代将軍徳川家継の母月光院に仕えた。歌舞伎役者生島新五郎(いくしましんごろう)との恋愛事件のかどで、信濃高遠(たかとお)に流された。
おうさか‐ごう【逢坂剛】
[1943〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、中浩正(なかひろまさ)。スペイン通として知られ、現代スペインを舞台にした「カディスの赤い星」で直木賞受賞。他に「斜影はるかな国」「さまよえる脳髄」「ク...
おおたに‐たけじろう【大谷竹次郎】
[1877〜1969]興行師。松竹の創立者。京都の生まれ。兄の白井松次郎とともに松竹を興し、歌舞伎・新派・映画などを支配下に置き、興行界の中軸として活躍。文化勲章受章。
おおつき‐じょでん【大槻如電】
[1845〜1931]漢学者。江戸の生まれ。磐渓の長男。文彦の兄。本名、清修。和漢洋の学に通じ、特に日本音楽に精通。著「舞楽図説」「俗曲の由来」「東西年表」など。
おおとも‐の‐くろぬし【大友黒主/大伴黒主】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。近江の人。歌は古今集・後撰集に収載。謡曲・歌舞伎などの題材となっている。生没年未詳。
おおもり‐ひこしち【大森彦七】
南北朝時代の北朝方の武士。名は盛長。足利尊氏が九州から都に攻め上ったとき、湊川(みなとがわ)の戦いで楠木正成を破った。太平記に、正成の亡霊に悩まされるが、大般若経により怨霊を退散させたとある。ま...