いざわ‐やそべえ【井沢弥惣兵衛】
[1654〜1738]江戸中期の治水家。紀伊の人。名は為永。紀州藩士だったが藩主徳川吉宗が将軍になると幕臣となり、全国の水利事業・新田開発に活躍。木曽川の治水事業や武蔵の見沼代用水の開削(かいさ...
くろだ‐かんべえ【黒田官兵衛】
⇒黒田孝高(よしたか)
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】
[?〜1615]安土桃山・江戸初期の武将。播磨(はりま)の人。名は基次。黒田孝高・長政に仕え、豊臣秀吉の九州出兵、文禄の役・慶長の役、関ヶ原の戦いに功をあげたが、のち、長政に疎んぜられて黒田家を...
たかだや‐かへえ【高田屋嘉兵衛】
[1769〜1827]江戸後期の海運業者。淡路の人。西国・北国から松前に航路を開き、幕府の択捉(えとろふ)島開拓に参加。文化9年(1812)ゴロブニン幽囚の報復としてロシアの軍艦に捕らえられ、翌...
てんじく‐とくべえ【天竺徳兵衛】
江戸初期の商人。播磨(はりま)の人。しばしばインドに渡って貿易に従事。その生涯は歌舞伎・浄瑠璃に劇化されている。著「天竺渡海物語」は当時の貿易事情を知る重要な史料。生没年未詳。
はまだ‐やひょうえ【浜田弥兵衛】
江戸初期の貿易商。長崎の人。末次平蔵の朱印船の船長。貿易上の争いから、武装日本人多数を伴って台湾のオランダ人根拠地に渡り、このため日蘭貿易は数年間中断した。生没年未詳。
ふるかわ‐いちべえ【古河市兵衛】
[1832〜1903]実業家。京都の生まれ。本姓は木村。小野組古河太郎左衛門の養子。足尾など多くの鉱山を経営。古河財閥の基礎を築いた。
ほりべ‐やすべえ【堀部安兵衛】
[1670〜1703]赤穂義士の一人。本姓は中山。名は武庸(たけつね)。高田馬場の決闘で武勇をあげ、赤穂藩士堀部弥兵衛の養子となった。
ほりべ‐やへえ【堀部弥兵衛】
[1627〜1703]赤穂義士の一人。名は金丸。娘婿の安兵衛とともに吉良邸の討ち入りに参加。
やまもと‐ごんべえ【山本権兵衛】
[1852〜1933]軍人・政治家。海軍大将。鹿児島の生まれ。海相として日露戦争を遂行。首相となり、薩摩閥内閣を組織したが、ジーメンス事件で総辞職。第二次内閣では関東大震災後の東京復興にあたった...