カルナップ【Rudolf Carnap】
[1891〜1970]ドイツ生まれの米国の哲学者。ウィーン学団の主要メンバーだったが、ナチスから逃れて渡米。論理実証主義や分析哲学に指導的役割を果たした。著「物理学の哲学的基礎」「言語の論理的統...
つぼい‐よしちか【壺井義知】
[1657〜1735]江戸中期の有職故実家。河内(かわち)の人。名は「よしとも」とも。号、鶴翁など。通称、安左衛門。実証的研究を確立し、多くの門人を指導した。著「装束要領抄」など。
てんじく‐とくべえ【天竺徳兵衛】
江戸初期の商人。播磨(はりま)の人。しばしばインドに渡って貿易に従事。その生涯は歌舞伎・浄瑠璃に劇化されている。著「天竺渡海物語」は当時の貿易事情を知る重要な史料。生没年未詳。
ほんじょ‐たすく【本庶佑】
[1942〜 ]医学者。京都の生まれ。専門は分子免疫学。免疫系が多様な抗原を認識し効率的に排除するために重要な、抗体のクラススイッチと体細胞高頻度突然変異の仕組みを解明。これらに関与する酵素AI...
よします‐とうどう【吉益東洞】
[1702〜1773]江戸中期の医学者。安芸(あき)の人。名は為則。字(あざな)は公言。通称、周助。古医方を学び、万病一毒説、また診察の重要性を主張。著「類聚方」「薬徴」など。
ラシード‐アッディーン【Rashīd al-Dīn Faḍl Allāh】
[1247ころ〜1318]イル‐ハン国の政治家・歴史家。モンゴル族中心の世界史「集史」は、西アジア史研究の重要資料。
ラックスマン【Adam Kirillovich Laksman】
[1766〜?]ロシアの軍人。同国最初の遣日使節。寛政4年(1792)漂流民大黒屋光太夫の送還を名目に根室に来航し国交を要求したが、幕府に拒絶された。ラクスマン。
ラボアジェ【Antoine Laurent de Lavoisier】
[1743〜1794]フランスの化学者。実験により燃焼が酸素との結合であることを実証し、従来のフロギストン説を否定。初めて有機物の元素分析を行い、質量保存の法則を明らかにした。フランス革命の際に...
り‐こうしょう【李鴻章】
[1823〜1901]中国、清末の政治家。安徽(あんき)省合肥の人。字(あざな)は少荃(しょうせん)、号は儀叟。諡(おくりな)は文忠。曽国藩のもとで淮軍(わいぐん)を組織して太平天国の乱を鎮圧。...
り‐せんねん【李先念】
[1908〜1992]中国の政治家。湖北省出身。1927年中国共産党に入党。長征に参加し、軍の要職を歴任。中華人民共和国成立後は、副総理兼財政部長に就任して経済再建に尽力。1983年から1988...