あし‐せん【阿私仙】
インドの聖仙。釈迦誕生にあたりその相を見て、出家すれば大慈悲の聖師となり、俗にあれば理想的国王とされる転輪王となると予言した。阿私陀(あしだ)。阿私。 釈迦が前世で法華経を聞くために仕えたと...
すいにん‐てんのう【垂仁天皇】
記紀で、第11代天皇。崇神天皇の第3皇子。名は活目入彦五十狭茅(いくめいりびこいさち)。野見宿禰(のみのすくね)の進言により殉死の風習をやめさせ、埴輪(はにわ)に代えさせたと伝えられる。
たかはし‐けんじ【高橋健自】
[1871〜1929]考古学者。宮城の生まれ。東京帝室博物館に勤務して古墳時代の鏡や埴輪などの研究に貢献。著「鏡と剣と玉」など。
ツィン【Johann Gottfried Zinn】
[1727〜1759]ドイツの植物学者・解剖学者。バイエルン州アンスバッハの生まれ。ゲッティンゲン大学でハラーに師事。同大学植物園長、および解剖学教授に就任。1755年、眼に関する最初の解剖学書...
つきのわ‐かんぱく【月輪関白】
《京都東山の月輪に山荘を営んだところから》九条兼実(くじょうかねざね)の異称。
てんかい【天海】
[1536〜1643]江戸初期の天台宗の僧。会津の人。号、南光坊。勅諡(ちょくし)号、慈眼大師。徳川家康に重んじられ、政務にも参加。家康の死後、東照大権現を贈号、日光山に改葬し輪王寺を中興。江戸...
デービス【William Morris Davis】
[1850〜1934]米国の地理学者。地形の発達過程を進化論的に見て地形輪廻説を提唱、世界の地形学に進歩をもたらした。著「自然地理学」「地形の説明的記載」など。
なかのいん‐みちむら【中院通村】
[1588〜1653]江戸初期の廷臣・歌人。通勝の子。号、後十輪院。後水尾天皇の譲位事件に関与して江戸に幽閉された。歌集「後十輪院集」など。
なみかわ‐そうすけ【濤川惣助】
[1847〜1910]七宝作家。下総の人。帝室技芸員。輪郭線のない無線七宝の技法を開発、有線七宝の並河靖之と並び称された。パリ万博などに出品し、その絵画的な作品は世界的な評価を獲得した。
のみ‐の‐すくね【野見宿禰】
日本の伝説上の人物。天穂日命(あめのほひのみこと)の子孫。垂仁天皇の命により、当麻蹴速(たいまのけはや)と力を争って勝ち、相撲取りの祖とされる。また、皇后の死に際し、殉死の代わりに陵墓に埴輪(は...