あらき‐またえもん【荒木又右衛門】
[1599〜1637]江戸前期の剣客。伊賀国荒木村の人。寛永11年(1634)伊賀上野で妻の弟源太夫のかたきを討つ。伊賀越えの仇討(あだう)ちとして有名。 直木三十五の時代小説。昭和5年(1...
いまいずみ‐いまえもん【今泉今右衛門】
肥前有田の世襲の陶芸家。代々鍋島藩窯の絵付け師を勤めた。12代今右衛門[1897〜1975]が色鍋島を復活させて再興。
かきえもん【柿右衛門】
⇒酒井田柿右衛門(さかいだかきえもん)
こうのいけ‐ぜんえもん【鴻池善右衛門】
鴻池家当主の世襲名。鴻池家の祖である新六の子より始まる。3代善右衛門は酒造・海運を廃して両替商専門となり、家業をさらに発展させた。また、河内(かわち)に鴻池新田を開発。
さかいだ‐かきえもん【酒井田柿右衛門】
[1596〜1666]江戸初期の陶工。肥前国有田の人。中国の上絵付けの技法を学び、日本で初めて赤絵の焼成に成功、国内外に大きな影響を与えた。子孫代々柿右衛門を名乗り、その作品をも柿右衛門という。
たかしま‐かえもん【高島嘉右衛門】
[1832〜1914]実業家・易断家。常陸の人。号、呑象(どんしょう)。横浜で材木商・建築請負業などを営む。東京・横浜間の鉄道・国道工事に尽力。易学を研究し、「高島易断書」を著した。
てらさか‐きちえもん【寺坂吉右衛門】
[1665〜1747]赤穂義士の一人。名は信行。赤穂藩の足軽で、吉良邸門前で逃亡したとも、討ち入り後、広島の浅野家などに事を報じたともいうが未詳。
とりい‐すねえもん【鳥居強右衛門】
[?〜1575]戦国時代の武士。三河の人。名は勝商(かつあき)。三河長篠城主奥平信昌の家臣。武田勝頼に囲まれた長篠城から脱出して徳川家康に援軍を頼み、使命を果たしたが、帰途捕らえられ、援軍の来る...
なかむら‐きちえもん【中村吉右衛門】
歌舞伎俳優。屋号、播磨(はりま)屋。 (初世)[1886〜1954]東京の生まれ。3世中村歌六の長男。9世市川団十郎の芸風を継承し、立役を得意とした。6世尾上菊五郎と菊吉時代をつくった名優。文...
ばん‐だんえもん【塙団右衛門】
[1567〜1615]安土桃山時代の武将。遠江(とおとうみ)の人。本名、直之。加藤嘉明に従って文禄の役・慶長の役に功を立てたが、のち浪人となり、大坂の陣で豊臣方に参加、夏の陣に戦死。 宮崎三...