ジロドゥー【Jean Giraudoux】
[1882〜1944]フランスの劇作家・小説家。神話・伝説などを題材に、幻想的な世界を知的・軽妙に描いた。戯曲「ジークフリート」「トロイ戦争は起こらない」「オンディーヌ」、小説「よりぬきの女たち...
ジンメル【Georg Simmel】
[1858〜1918]ドイツの哲学者・社会学者。カント的認識論から出発し、ニーチェらの影響を受けて「生の哲学」の一段階を開いた。著「歴史哲学の諸問題」「貨幣の哲学」など。
すお‐まさゆき【周防正行】
[1956〜 ]映画監督。東京の生まれ。映画の中では従来扱われなかった分野にスポットライトを当てた、ユニークな作品で話題を呼ぶ。代表作は、大学の相撲部を扱った「シコふんじゃった。」、米国でもヒッ...
スターリン【Iosif Vissarionovich Stalin】
[1879〜1953]ソ連の政治家。本名、ジュガシビリ(Dzhugashvili)。グルジア(ジョージア)の出身。ロシア革命ではレーニンを助けて活躍。その死後、一国社会主義論を唱えてトロツキーら...
スノー【Edgar Parks Snow】
[1905〜1972]米国のジャーナリスト。中国問題の権威で、外国人記者として初めて中国共産党の本拠地延安に入り、その実態を世界に紹介した。著「中国の赤い星」など。
スペンダー【Stephen Spender】
[1909〜1995]英国の詩人・批評家。1930年代、オーデンらと新詩運動を展開。政治的題材を扱ったが、のち内省的な詩風に転換した。詩集「静かな中心」、評論「破壊的な要素」など。
せき‐はじめ【関一】
[1873〜1935]社会政策学者・都市行政家。静岡の生まれ。東京高等商業学校教授、大阪市長、貴族院議員などを歴任。社会政策を研究したが、招かれて大阪市助役・市長を務め、大阪港整備、市営住宅・公...
たかすぎ‐しんさく【高杉晋作】
[1839〜1867]江戸末期の勤王家。長門(ながと)の人。号、東行(とうぎょう)。長州藩に仕え、松下村塾に学び、奇兵隊を組織した。四国艦隊下関砲撃事件には正使として和議を結び、のち藩論を討幕...
たけだ‐たいじゅん【武田泰淳】
[1912〜1976]小説家。東京の生まれ。「蝮(まむし)のすゑ」などによって戦後派作家として注目され、以後、現実の社会問題と取り組んだ作品が多い。小説「風媒花」「ひかりごけ」「森と湖のまつり」...
つねとう‐きょう【恒藤恭】
[1888〜1967]法哲学者。島根の生まれ。昭和8年(1933)滝川事件で京大教授を辞職。第二次大戦後、大阪市立大学長。著「法の基本問題」「法的人格者の理論」など。