ネグリ【Ada Negri】
[1870〜1945]イタリアの女流詩人・小説家。貧苦との戦いと労働の尊さを追求。詩集「宿命」「あらし」、小説「暁の星」など。
ネルワ【Marcus Cocceius Nerva】
[30〜98]ローマ皇帝。在位96〜98。二度執政官(コンスル)をつとめ、元老院の推薦により即位。元老院との協調の下に善政をしいた。ローマ五賢帝の一人。ネルバ。
ネンニ【Pietro Nenni】
[1891〜1980]イタリアの政治家。反ファシズム運動に参加して亡命。第二次大戦後、社会党書記長になり、副首相・外相を歴任。
ノア【Noah】
旧約聖書の創世記にある洪水物語の主人公。最初の人アダムから10代目にあたり、正義の人と神に認められていた。
のがみ‐やえこ【野上弥生子】
[1885〜1985]小説家。大分の生まれ。本名、ヤエ。豊一郎の妻。夏目漱石の門下。「海神丸」で文壇的地位を確立、広い社会的視野と文化的教養主義を統一した作風を築いた。文化勲章受章。作「真知子」...
のぐち‐よねじろう【野口米次郎】
[1875〜1947]詩人。愛知の生まれ。米英に滞在中、英文詩集を刊行し、ヨネ=ノグチの名で知られる。帰国後、伝統芸術に心酔し、多くの評論を書いた。詩集「二重国籍者の詩」「林檎一つ落つ」など。
ののぐち‐りゅうほ【野々口立圃】
[1595〜1669]江戸前期の俳人。京都の人。名は親重(ちかしげ)。雛人形屋を営み、雛屋と称した。連歌・和歌に長じ、俳諧を松永貞徳に学んだが、のち貞徳に対抗して一派を開いた。著「はなひ草」、句...
ののむら‐にんせい【野々村仁清】
江戸初期の陶工。丹波の人。通称、清右衛門。京都御室(おむろ)の仁和寺(にんなじ)門前に窯を築いた。優雅な作風で、蒔絵(まきえ)の趣を応用した色絵陶器を得意とした。京焼の大成者ともされる。生没年未詳。
ノビレ【Umberto Nobile】
[1885〜1978]イタリアの軍人・探検家。飛行船ノルゲ号を設計し、1926年アムンゼンらとともに北極横断飛行に成功した。
のま‐ひろし【野間宏】
[1915〜1991]小説家。兵庫の生まれ。戦時下の青春と一青年の自己完成への模索を描いた「暗い絵」で戦後派として認められ、以後、旺盛な筆力で問題作を発表。また、文学の国際交流にも尽力。作「真空...