くろいた‐かつみ【黒板勝美】
[1874〜1946]歴史学者。長崎の生まれ。号、虚心。東大教授。「国史大系」の校訂に従事。日本古文書学の確立者。エスペラント語の開拓者でもある。著「国史の研究」「虚心文集」など。
クロイツァー【Leonid Kreutzer】
[1884〜1953]ロシア生まれのピアノ奏者。1909年、ドイツへ移って活躍。のち日本に定住、東京音楽学校教授となり、多くの門人を育てた。
くろいわ‐じゅうご【黒岩重吾】
[1924〜2003]小説家。大阪の生まれ。社会派の推理小説の第一人者として活躍し、後年は日本古代史を題材とした歴史小説の新分野を切り開いた。「背徳のメス」で直木賞受賞。他に「休日の断崖」「天の...
くろいわ‐るいこう【黒岩涙香】
[1862〜1920]ジャーナリスト・翻訳家。高知の生まれ。名は周六。「万朝報(よろずちょうほう)」を創刊、主筆。「法廷の美人」「鉄仮面」「巌窟王(がんくつおう)」「噫(ああ)無情」などの翻訳・...
くろかわ‐きしょう【黒川紀章】
[1934〜2007]建築家。愛知の生まれ。丹下健三に師事。槙文彦らとメタボリズム運動を展開。建築だけでなく都市計画にも積極的にたずさわった。国立民族学博物館、国立新美術館などを設計。芸術院会員...
くろかわ‐としお【黒川利雄】
[1897〜1988]医学者。北海道の生まれ。東北大学学長。癌(がん)研究会付属病院長。胃癌の早期発見に力をつくし、集団検診を創始。昭和43年(1968)文化勲章受章。
くろかわ‐はるむら【黒川春村】
[1799〜1867]江戸後期の国学者。江戸の人。通称次郎左衛門。号、薄斎。初め狂歌を学び、のち国学に入り、考証に長じた。著「墨水雑鈔(ぼくすいざっしょう)」「音韻考証」など。
くろかわ‐ひろゆき【黒川博行】
[1949〜 ]小説家。愛媛の生まれ。高校美術教師などを経て「二度のお別れ」でデビュー。綿密な取材にもとづくリアルな描写の推理小説を多く書き、「破門」で直木賞受賞。他に「疫病神」「悪果」など。
くろかわ‐まより【黒川真頼】
[1829〜1906]幕末・明治時代の国学者。上野(こうずけ)の人。本姓は金子。号、荻斎(てきさい)。黒川春村の門人で、師の没後に姓を継ぎ、家学を継承した。また「古事類苑」の編纂(へんさん)に従事。
くろき‐かずお【黒木和雄】
[1930〜2006]映画監督。宮崎の生まれ。戦争レクイエム三部作「TOMORROW/明日」「美しい夏キリシマ」「父と暮せば」では、静かな反戦思想をにじませて大きな感動を呼んだ。また「TOMOR...