さくら‐あずまお【佐久良東雄】
[1811〜1860]幕末の志士・歌人。常陸(ひたち)の人。号、薑園(きょうえん)。平田篤胤(ひらたあつたね)の門下。桜田門外の変に連座、獄中で絶食死した。歌集「薑園集」。
さくらい‐じょうじ【桜井錠二】
[1858〜1939]化学者。石川の生まれ。英国に留学。ベックマンの沸点上昇測定装置を改良。東大教授。帝国学士院院長。
さくらい‐ただよし【桜井忠温】
[1879〜1965]陸軍軍人・作家。愛媛の生まれ。日露戦争の旅順攻囲戦で重傷を負い内地送還。その体験を描いた「肉弾」「銃後」は広く読まれた。
さくらい‐たんばのしょうじょう【桜井丹波少掾】
古浄瑠璃の太夫。前名、和泉太夫。薩摩浄雲の門下。剛勇な金平節(きんぴらぶし)を創始し、17世紀中ごろ、江戸で人気を博した。生没年未詳。→金平浄瑠璃
さくらい‐ばいしつ【桜井梅室】
[1769〜1852]江戸後期の俳人。加賀の人。名は能充。高桑闌更(たかくわらんこう)の門下。著「梅室附合集」「梅林茶談」など。
さくらい‐りとう【桜井吏登】
[1681〜1755]江戸中期の俳人。江戸の人。服部嵐雪に師事。名を残すことを好まず、晩年句稿を焼却したといわれる。
さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】
[1762〜1833]江戸後期の戯作者・落語家。江戸の人。本名、八尾大助。通称錺屋(かざりや)大五郎。別号、芝楽亭(しばらくてい)。多芸多才で知られ、烏亭焉馬(うていえんば)とともに落語中興の祖...
さくらぎ‐しの【桜木紫乃】
[1965〜 ]小説家。北海道の生まれ。平成14年(2002)「雪虫」でオール読物新人賞を受賞し、平成19年(2007)単行本「氷平線」でデビュー。「ホテルローヤル」で直木賞受賞。他に「ラブレス...
さくら‐そうごろう【佐倉惣五郎】
江戸前期の下総(しもうさ)佐倉領の義民。本名、木内惣五郎。印旛郡公津(こうづ)村の名主。領主の重税を将軍に直訴して処刑されたという。江戸後期、実録本・講釈などによって広く世人に知れ渡るようになっ...
さくらだ‐いちろう【桜田一郎】
[1904〜1986]化学者。京都の生まれ。京大教授。ドイツに留学。日本の高分子化学の基礎を築き、ビニロンなどを創製。文化勲章受章。