せっそん【雪村】
[1504〜?]室町後期の画僧。常陸(ひたち)の人。諱(いみな)は周継。号、鶴船・舟居斎。雪舟に私淑。関東・東北地方で活躍した。作「風濤図」など。
せっそん‐ゆうばい【雪村友梅】
[1290〜1347]鎌倉末期から南北朝時代の臨済宗の僧。越後の人。一山一寧(いっさんいちねい)に参禅。元に渡り、帰朝後は万寿寺・建仁寺・南禅寺などに歴住。著「岷峨(みんが)集」など。
せっちゅうあん【雪中庵】
俳人、服部嵐雪(はっとりらんせつ)の別号。→雪門(せつもん)
せつ【契】
中国古代の伝説上の人物。帝嚳(ていこく)の子で、禹(う)の治水を援助したのち、帝舜の司徒となり、殷(いん)の基礎を築いたという。
せとうち‐じゃくちょう【瀬戸内寂聴】
[1922〜2021]小説家。徳島の生まれ。旧名、晴美。女性の愛と性を描いた伝記・私小説を執筆。作品に「夏の終り」「かの子撩乱」「美は乱調にあり」「花に問え」「場所」など。昭和48年(1973)...
せとうち‐はるみ【瀬戸内晴美】
瀬戸内寂聴の旧名。
せとぐち‐とうきち【瀬戸口藤吉】
[1868〜1941]指揮者・作曲家。鹿児島の生まれ。エッケルトらに学び、生涯、海軍軍楽隊発展のために尽くした。作品に「軍艦行進曲」「愛国行進曲」など。
セナンクール【Étienne Pivert de Senancour】
[1770〜1846]フランスの小説家。ロマン派の先駆者の一人。作「オーベルマン」など。
セネカ【Lucius Annaeus Seneca】
[前4ころ〜後65]ローマのストア学派の哲学者。スペインのコルドバの生まれ。皇帝ネロに仕えたが、のちに謀反の疑いを受け、命令によって自殺した。常に道義を説き、実践哲学を主張。著「対話篇」「自然問...
ビスカイノ【Sebastián Vizcaíno】
[1551〜1615]スペインの対日特派使節。日本近海の金銀島調査と、フィリピン総督の遭難救助に対する謝礼の使として来日。徳川家康・秀忠に謁見し、支倉常長の船で帰航。