メネス【Menes】
前3000年ごろの古代エジプトの伝説的な王。全エジプトを初めて統一して、第1王朝を創始したとされる。ナルメル。
メビウス【August Ferdinand Möbius】
[1790〜1868]ドイツの数学者・天文学者。ガウスに天文学を学び、のちにライプチヒ天文台長を務めた。幾何学では、点の斉次座標を導入し、平面の射影変換などを研究。メビウスの帯を提示した。
メフメット【Mehmet】
(2世)[1432〜1481]オスマン帝国第7代スルターン。在位1451〜1481。コンスタンチノープルを攻略。東ローマ帝国を滅ぼし、征服王とよばれた。全アナトリア・バルカン半島を領土とし、黒...
めみょう【馬鳴】
《(梵)Aśvaghoṣaの訳》2世紀ごろのインドの仏教詩人。バラモンの論師から仏教に帰依し、カニシカ王の保護を受けた。技巧的なカービヤ(美文体)文学の先駆となり、叙事詩「ブッダチャリタ(仏所行...
メムリンク【Hans Memling】
[1430ころ〜1494]フランドルの画家。ドイツ生まれ。調和と秩序ある画面構成のうちに柔和な詩情を示した。肖像画・宗教画が多い。
メランヒトン【Philipp Melanchton】
[1497〜1560]ドイツの人文主義者・神学者。ルターの宗教改革運動の最大の協力者として、プロテスタント教義の体系化に寄与。著「神学綱要」「アウクスブルク信仰告白」など。
メリエ【Jean Meslier】
[1664〜1729]フランスの司祭・思想家。絶対王政と服従を説く教会の告発、無神論、唯物論的社会主義をつづった覚え書「遺言」を遺したといわれる。のち、ボルテールによって刊行された「メリエの遺言...
メリエス【Georges Méliès】
[1861〜1938]フランスの映画製作者・監督。奇術師として出発したが、リュミエール兄弟の映画に出会い映画製作を開始。トリックを使った幻想的な映画を開拓し、特殊撮影の創始者となる。作「月世界旅...
メリメ【Prosper Mérimée】
[1803〜1870]フランスの小説家。激しい情熱や異国情緒に満ちた世界を簡潔な文体で描いた。歴史・考古学・言語学などでも活躍。小説「マテオ=ファルコーネ」「カルメン」など。
メルカトル【Gerhardus Mercator】
[1512〜1594]オランダの地理学者。1538年に世界地図、1541年に地球儀、1551年に天球儀、1569年にはメルカトル図法による世界地図を完成。近代地図学の祖とされる。