やまむろ‐ぐんぺい【山室軍平】
[1872〜1940]宗教家。日本救世軍の創立者。岡山の生まれ。明治28年(1895)英国救世軍の来日を機に救世軍に入り、廃娼運動・職業紹介・医療など社会福祉の向上に尽力した。社会鍋を創始。著「...
やまむろ‐しずか【山室静】
[1906〜2000]文芸評論家。鳥取の生まれ。はじめプロレタリア文学に傾倒するが、のち転向。雑誌「近代文学」創刊に参加。北欧文学に深い関心をもち、ヤンソンの童話「ムーミン」シリーズなど、多数の...
やまもと‐いそろく【山本五十六】
[1884〜1943]軍人。海軍大将・元帥。新潟の生まれ。海軍要職を歴任。昭和14年(1939)連合艦隊司令長官となり、太平洋戦争で真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦などを指揮し、ソロモン諸島上空で...
やまもと‐いちりき【山本一力】
[1948〜 ]小説家。高知の生まれ。本名、健一。数々の職業を経た後、50歳を目前にして作家生活に入る。巧みな話術を生かした味わい深い時代小説で人気を集める。「あかね空」で直木賞受賞。他に「大川...
やまもと‐かくたゆう【山本角太夫】
[?〜1700]江戸前期の古浄瑠璃の太夫。京都を中心に活躍。相模掾(さがみのじょう)を受領、のち土佐掾と改めた。角太夫節の祖で、説経節系の哀愁のある曲を得意とした。
やまもと‐かけい【山本荷兮】
[1648〜1716]江戸前・中期の俳人・医師。名古屋の人。名は周知。芭蕉門下で、俳諧七部集のうち「冬の日」「春の日」「曠野(あらの)」を編む。のち蕉風を離れ、晩年は連歌に転じた。
やまもと‐かじろう【山本嘉次郎】
[1902〜1973]映画監督・脚本家。東京の生まれ。設立初期の東宝で活躍。作「エノケンのチャッキリ金太」「馬」「ハワイ・マレー沖海戦」など。
やまもと‐かなえ【山本鼎】
[1882〜1946]洋画家・版画家。愛知の生まれ。大正7年(1918)日本創作版画協会を結成し、創作版画の発展に尽力。また、児童のための自由画運動の推進、日本農民美術研究所の設立など、多方面で活躍。
やまもと‐かんすけ【山本勘助】
[?〜1561?]戦国時代の武将。道鬼斎と称した。「甲陽軍鑑」に、武田信玄の軍師として活躍、川中島の戦いで討ち死にしたと伝える。
やまもと‐きゅうじん【山本丘人】
[1900〜1986]日本画家。東京の生まれ。本名、正義。松岡映丘に師事。力強い風景画を得意としたが、晩年は詩的叙情性も示した。文化勲章受章。