あきやま‐しゅん【秋山駿】
[1930〜2013]評論家。東京の生まれ。「内向の世代」を代表する文芸評論家として、人間の内面を凝視する評論で知られる。報知新聞社に在職中の昭和35年(1960)、評論「小林秀雄」で群像新人文...
あべ‐あきら【阿部昭】
[1934〜1989]小説家。広島の生まれ。私小説的な短編を得意とし、「内向の世代」の作家として活躍。作品に「千年」「人生の一日」など。
アレイクサンドレ【Vicente Aleixandre y Merlo】
[1898〜1984]スペインの詩人。セビリア生まれ。シュールレアリスムとロマンチシズムの融合した作風で知られる。ガルシア=ロルカらとともに、1920年代後半から1930年代にかけて活躍した「2...
いいとよあお‐の‐ひめみこ【飯豊青皇女】
履中天皇の皇孫。市辺押磐(いちのべのおしいわ)皇子の王女。清寧天皇没後に一時、政務を執ったので飯豊天皇とも称されたが世代には数えない。青海皇女(あおうみのみこ)。
おがわ‐くにお【小川国夫】
[1927〜2008]小説家。静岡の生まれ。「内向の世代」の代表的作家。20歳でカトリックに入信、聖書の世界を描く物語やエッセーを数多く手がける。「逸民」で川端康成文学賞受賞。他に「アポロンの島...
くろい‐せんじ【黒井千次】
[1932〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、長部舜二郎(おさべしゅんじろう)。「内向の世代」の作家の一人。富士重工勤務のかたわら、企業の労働者を描いた「時間」を執筆。他に「群棲(ぐんせい)」「カ...
ごとう‐めいせい【後藤明生】
[1932〜1999]小説家。朝鮮の生まれ。本名、明正(あきまさ)。出版社勤務のかたわら作品を発表。「内向の世代」の作家の一人。「首塚の上のアドバルーン」で芸術選奨受賞。他に「夢かたり」「吉野大...
さかいや‐たいち【堺屋太一】
[1935〜2019]作家・評論家。大阪の生まれ。本名、池口小太郎。通商産業省(現経済産業省)の官僚として活躍し、昭和45年(1970)の大阪万博開催に尽力。昭和51年(1976)には小説「団塊...
さかがみ‐ひろし【坂上弘】
[1936〜2021]小説家。東京の生まれ。「内向の世代」の作家の一人。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、定年退職後、慶応通信(現慶応義塾大学出版会)社長に就任。「優しい碇泊(ていはく)地」で芸...
スタイン【Gertrude Stein】
[1874〜1946]米国の女流小説家・詩人。1903年以降フランスに定住。「ロストジェネレーション(失われた世代)」の命名者。前衛的な作品を発表した。小説「三人の女」、詩集「やわらかいボタン」など。