よしえ‐たかまつ【吉江喬松】
[1880〜1940]詩人・評論家・フランス文学者。長野の生まれ。号、孤雁。浪漫的な自然詩人として注目された。早大教授となり仏文科を創設。著「緑雲」「仏蘭西古典劇研究」など。
よしざわ‐けんぎょう【吉沢検校】
[1808?〜1872]江戸末期の箏曲(そうきょく)家。2世。尾張の人。幕末期の復古的な精神を反映した純箏曲を作曲し、新しい調弦法を工夫した。作品に「千鳥の曲」「春の曲」「夏の曲」などの古今組(...
よしみず‐しょうにん【吉水上人】
《京都東山の吉水に庵居したところから》法然(ほうねん)の異称。
よしむら‐あきら【吉村昭】
[1927〜2006]小説家。東京の生まれ。津村節子の夫。はじめは短編小説を書くが、長編「戦艦武蔵」で戦史小説に新境地を開き、その後歴史小説を多く手がける。「破獄」で芸術選奨。他に「星への旅」「...
よしむら‐こうざぶろう【吉村公三郎】
[1911〜2000]映画監督。滋賀の生まれ。女性映画の巨匠と呼ばれ、主演女優の魅力を引き出す手腕が高く評価された。新藤兼人(かねと)らと「近代映画協会」を設立。代表作「暖流」「安城家の舞踏会」...
よしむら‐とらたろう【吉村寅太郎】
[1837〜1863]江戸末期の尊攘派志士。土佐の人。武市瑞山の勤王党に参加し、尊王攘夷運動に活躍。藤本鉄石らと天誅組を組織、大和で倒幕の兵を挙げたが敗死。
よしむら‐ふゆひこ【吉村冬彦】
寺田寅彦(てらだとらひこ)の筆名。
よしむら‐まんいち【吉村万一】
[1961〜 ]小説家。愛媛の生まれ。本名、浩一。高校教師を経て、養護学校教諭として在職中に作家活動に入る。「ハリガネムシ」で芥川賞受賞。他に「クチュクチュバーン」など。
よしもと‐たかあき【吉本隆明】
[1924〜2012]詩人・文芸評論家・思想家。東京の生まれ。次女は小説家の吉本ばなな。文学・大衆文化・政治・宗教など、広範な領域で評論・思想活動を行う。著書に「高村光太郎」「言語にとって美とは...
よしもと‐りゅうめい【吉本隆明】
⇒よしもとたかあき(吉本隆明)