ルートウィヒ【Otto Ludwig】
[1813〜1865]ドイツの劇作家・小説家。悲劇的な人間の運命を写実的に描いた。悲劇「世襲山林監督」、小説「天と地の間」、演劇論「シェークスピア研究」など。
レイモント【Władysław Stanisław Reymont】
[1867〜1925]ポーランドの小説家。ある農村の自然・歴史と農民の暮らしを描いた大作「農民」のほか、新興工業都市の状況を印象主義的手法で描いた「約束の土地」など。1924年ノーベル文学賞受賞。
レオーノフ【Leonid Maksimovich Leonov】
[1899〜1984]ソ連の小説家。ドストエフスキーの影響を強く受け、深い哲学性、鋭い現実批判などを特色とした。作「泥棒」「ロシアの森」など。
レスコフ【Nikolay Semyonovich Leskov】
[1831〜1895]ロシアの小説家。国内各地を遍歴し、民衆のことばを生かした独特の説話体を確立した。作「僧院の人々」「魅せられた旅人」など。
レニエ【Henri de Régnier】
[1864〜1936]フランスの詩人・小説家。高踏派から象徴派に進み、典雅な詩風を確立。のち、新古典主義へ移行した。詩集「夢の如く」「水の都」、小説「生きている過去」など。
レマルク【Erich Maria Remarque】
[1898〜1970]ドイツ生まれの小説家。反戦小説「西部戦線異状なし」で名声を博すが、ナチスに迫害され、スイスを経て米国に亡命、のち帰化。ほかに「凱旋門」など。
れんじょう‐みきひこ【連城三紀彦】
[1948〜2013]小説家。愛知の生まれ。本名、加藤甚吾(じんご)。ミステリーで作家生活をスタートするが、濃密な文体で男女関係の危うさを描いた恋愛小説でも人気を呼ぶ。「恋文」で直木賞受賞。他に...
レールモントフ【Mikhail Yur'evich Lermontov】
[1814〜1841]ロシアの詩人・小説家。プーシキンの死を悼む詩「詩人の死」で名声を博す。以後、自由・行動への渇望、深い倦怠(けんたい)などをうたった。決闘により死亡。叙事詩「悪魔」、小説「現...
ろうしゃ【老舎】
[1899〜1966]中国の小説家・劇作家。本名、舒慶春(じょけいしゅん)。字(あざな)は舎予。1938年の中華全国文芸界抗敵協会成立時に主任となり、第二次大戦後は北京市文連主席となったが、文化...
ロス【Philip Roth】
[1933〜2018]米国の小説家。1959年、ユダヤ系米国人の若者を描いた「さようならコロンバス」でデビューし、全米図書賞を受賞。その後も数多くの作品を発表し、米国を代表する小説家として活躍し...