さわ‐のぶよし【沢宣嘉】
[1836〜1873]江戸末期の公家。三条実美(さんじょうさねとみ)とともに攘夷派として活躍。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として長州に逃れた。維新後は九州鎮撫総督などを歴...
さわむら‐そうじゅうろう【沢村宗十郎】
歌舞伎俳優。屋号、紀伊国屋。代々和実(わじつ)の芸を得意とする。 (初世)[1685〜1756]沢村長十郎の門弟。初め大坂で修業、のち江戸に下り、2世市川団十郎とともに享保期(1716〜173...
さわむら‐たのすけ【沢村田之助】
歌舞伎俳優。屋号、紀伊国屋。 (初世)3世沢村宗十郎の初名。
(3世)[1845〜1878]5世宗十郎の次男。幕末から明治初期にかけての名女方。壊疽(えそ)にかかり、引退。
さんじょう‐さねつむ【三条実万】
[1802〜1859]江戸末期の公家。実美(さねとみ)の父。光格・仁孝・孝明の3天皇に仕え、朝権伸張に尽力。日米修好通商条約の勅許に反対して大老井伊直弼(いいなおすけ)と対立し、幕府より謹慎を命...
さんじょう‐さねとみ【三条実美】
[1837〜1891]幕末・明治前期の公家・政治家。実万(さねつむ)の四男。急進的攘夷派の指導者として、長州藩と提携。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として長州に逃れた。明治...
さんじょうにし‐さねたか【三条西実隆】
[1455〜1537]室町後期の公家・歌人。内大臣に至る。号、聴雪、出家して逍遥院尭空。飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に和歌を学び、飯尾宗祇から古今伝授を受け、古典の普及に努めた。また、能書家と...
さんじょうにし‐すえとも【三条西季知】
[1811〜1880]幕末・明治前期の公家・歌人。尊王攘夷派として活躍。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として西走。維新後、明治天皇の侍従。
さん‐ぴら【三平】
平安末期、備前の有名な刀工、高平・助平・包平(かねひら)の三人。
さん‐ぼう【三房】
名前に「房」の字を持つ、学問・和歌に秀でた三人の称。平安時代の藤原伊房(ふじわらのこれふさ)・藤原為房・大江匡房(おおえのまさふさ)。また、鎌倉末期から南北朝時代の吉田定房・藤原宣房(万里小路宣...
じうん【似雲】
[1673〜1753]江戸中期の僧・歌人。安芸(あき)の人。西行を敬慕し、諸国行脚(あんぎゃ)の生活を送った。著「磯の浪」「年並草」など。