おおて‐たくじ【大手拓次】
[1887〜1934]詩人。群馬の生まれ。北原白秋やボードレール・サマンなどフランス象徴詩の影響を受ける。著に詩集「藍色の蟇(ひき)」、訳詩集「異国の香」など。
こがねい‐きみこ【小金井喜美子】
[1870〜1956]翻訳家・小説家。島根の生まれ。本名、キミ。森鴎外の妹で、小金井良精(こがねいよしきよ)の妻。レールモントフの「浴泉記」の翻訳で知られる。著「森鴎外の系族」「鴎外の思ひ出」など。
ナダール【Nadar】
[1820〜1910]フランスの写真家・風刺画家。本名ガスパール=フェリックス=トゥルナション(Gaspard-Félix Tournachon)。パリに写真館を開業し、ボードレール、ドラクロワ...
ヒッグス【Peter Ware Higgs】
[1929〜2024]英国の物理学者。1964年に素粒子の質量獲得モデル(ヒッグス機構)を提唱。素粒子に質量を与える役割をもつ粒子はヒッグス粒子とよばれ、長年にわたって探索が続いた。2012年に...
ベルトラン【Aloysius Bertrand】
[1807〜1841]フランスの詩人。近代散文詩の創始者とされる。肺結核のために早世したが、死後に出版された散文詩「夜のガスパール」はボードレールなどに大きな影響を与えた。
マラルメ【Stéphane Mallarmé】
[1842〜1898]フランスの詩人。象徴派の代表者。ポー・ボードレールの影響を受け、独自の手法により純粋詩を追求。詩「エロディアード」「半獣神の午後」「骰子一擲(とうしいってき)」など。