しらい‐きょうじ【白井喬二】
[1889〜1980]小説家。神奈川の生まれ。本名、井上義道。斬新(ざんしん)な時代小説で文壇に登場。のち雑誌「大衆文芸」を創刊、大衆小説の普及・高揚に努めた。作「新撰組」「富士に立つ影」など。
しらい‐ごんぱち【白井権八】
[?〜1679]江戸初期の鳥取藩の武士。本名、平井権八。江戸の遊女小紫に迷い、辻斬(つじぎ)りをして処刑された。歌舞伎・浄瑠璃などに脚色され、特に歌舞伎では幡随院長兵衛がからんで登場することが多い。
しらい‐まつじろう【白井松次郎】
[1877〜1951]実業家。京都の生まれ。弟の大谷竹次郎とともに松竹合名会社・松竹キネマを創立。歌舞伎座・大阪歌舞伎座・文楽座など多くの劇場を経営するなど、演劇・映画界で広く活躍。
しらい‐みつたろう【白井光太郎】
[1863〜1932]植物学者。福井の生まれ。本草学を研究。また、日本の植物病理学の開拓者。著「植物病理学論考」「日本博物学年表」など。