おう‐ぎし【王羲之】
[307〜365]中国、東晋の書家。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は逸少(いつしょう)。その書は古今第一とされ、行書「蘭亭序」、草書「十七帖」などが有名。書聖と称される。子...
おう‐しょうくん【王昭君】
中国、前漢の元帝の宮女。名は嬙(しょう)。昭君は字(あざな)。のちに明妃(めいひ)・明君ともよばれる。匈奴(きょうど)との和親政策のため呼韓邪単于(こかんやぜんう)に嫁がせられた。その哀話は、戯...
おう‐どう【王導】
[267〜330]中国、東晋の政治家。琅邪(ろうや)(山東省)の人。字(あざな)は茂弘。元帝を助け、南下後の晋朝復興に尽力。明帝・成帝の宰相を務め、東晋の基礎を築いた。
おう‐ゆう【王融】
[467〜493]中国、六朝時代の南斉の文人。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は元長。武帝の命で「曲水詩序」を作る。のち獄死。
おおはし‐とつあん【大橋訥庵】
[1816〜1862]江戸末期の儒学者。江戸の人。日本橋の豪商大橋家の養子。佐藤一斎に学び、朱子学を唱えて、攘夷(じょうい)を主張した。老中安藤信正襲撃を計画して投獄され、獄死。著「闢邪小言(へ...
おくだ‐ひでお【奥田英朗】
[1959〜 ]小説家。岐阜の生まれ。日常生活に忍び込む非現実の世界を独特な感覚で描き出し、若年層の人気を集める。「空中ブランコ」で直木賞受賞。他に「ウランバーナの森」「邪魔」「サウスバウンド」など。
きたはら‐はくしゅう【北原白秋】
[1885〜1942]詩人・歌人。福岡の生まれ。本名、隆吉。与謝野鉄幹の門人となり、「明星」「スバル」に作品を発表。のち、木下杢太郎(きのしたもくたろう)らと耽美派文学の拠点となる「パンの会」を...
しば‐えい【司馬睿】
[276〜322]中国、東晋の初代皇帝。在位317〜322。司馬懿(しばい)の曽孫。諡(おくりな)は元帝。琅邪王となり、西晋滅亡後、晋王朝を再興。琅邪出身の王氏の反乱を招き、乱中に病死。
みょうえ【明恵】
[1173〜1232]鎌倉初期の僧。華厳宗中興の功労者。紀伊の人。諱(いみな)は高弁。栂尾(とがのお)山に高山寺を開き、華厳宗興隆の道場とした。また、宋から栄西が将来した茶の栽培でも知られる。著...
リード【Carol Reed】
[1906〜1976]英国の映画監督。ドキュメンタリータッチの緊迫感あふれる作風で知られる。作「邪魔者は殺せ」「第三の男」など。