この世/現世/うつし世 の解説 - 小学館 類語例解辞典

この世/現世/うつし世 の共通する意味

現に生きている今の世界。

英語表現 this world this life

国語辞書で調べる この世 現世 うつし世

この世/現世/うつし世 の使い方

この世
▽この世のものとは思われないほど美しい花園 ▽この世を去る
現世
▽来世を信じて現世の苦しみに耐える ▽現世利益(りやく)
うつし世
▽移り変わるうつし世のはかなさ

この世/現世/うつし世 の使い分け

「この世」が、いちばん一般的な言い方。
「現世」は、元来は仏教語で、「げんぜ」とも読む。誕生前の「前世」、死後の「来世」「後世(ごせ)」と対比して使われる語。
「うつし世」は、文章語。たよりないもの、はかないものの意で使われることが多い。

この世/現世/うつし世 の反対語

▼この世⇔あの世 現世⇔前世・来世・後世

この世/現世/うつし世 の関連語

地上
多く、「地上の楽園」の形で、今の世のことをいう。
人界
人間の住む現実の世界。「しばし人界から離れて暮らしたい」
下界
天上から見た地上、すなわち人間の住むこの世界。◇高い所から見た地上もいう。「機上から下界を見下ろす」
娑婆
仏教で、さまざまの煩悩から脱することのできない衆生が苦しみながら生きるところ、すなわち、人間世界をいう。「娑婆の苦労を味わう」◇俗に、刑務所や軍隊などの内にいる人々から見た、外の一般人の自由な世界もいう。「娑婆に出る」
此岸
仏教で、悩み多い世界、すなわち現実世界をいう。⇔彼岸。
苦界
仏教で、苦しみの多い世の中。◇遊女のつらい境遇をいうこともある。「苦界に身を沈める」
肉界
肉体及びその作用の及ぶ世界。⇔霊界

カテゴリ

#社会生活#社会・世間

この世/現世/うつし世 の類語 - 日本語ワードネット

この世 の類語

死すべき者が住む所(天国や地獄の対照語として) の意

現世 の類語

死すべき者が住む所(天国や地獄の対照語として) の意

現在起こっている時間; スピーチの瞬間を含む時間の一続きの時間 の意

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