おいで/お運び/お越し の解説 - 小学館 類語例解辞典

おいで/お運び/お越し の共通する意味

「来ること」「行くこと」を敬っていう語。

英語表現 to come

国語辞書で調べる おいで お運び お越し

おいで/お運び/お越し の使い方

おいで
▽よくおいででしたね ▽明日おいでの予定 ▽おいでを願う ▽どちらへおいでになったのですか
お運び
▽お忙しい中、お運びをいただきまして恐縮に存じます ▽当方までお運びをお願いします
お越し
▽どちらへお越しですか ▽パリへお越しの際は、当社の支店をぜひご利用ください

おいで/お運び/お越し の使い分け

「おいで」は、「来ること」「行くこと」のどちらの意味にも使われるが、「お運び」「お越し」は、「来ること」の意味に使われることが圧倒的に多い。
「おいで」は、「お運び」「お越し」にくらべると、それほど改まった場合でなくても日常的に使われる。また、「戦争中に日本においでとは存じませんでした」のように、「居ること」を敬っていう場合にも、命令、要求を表わす「こっちへおいで」「静かにしておいで」のように、「来い」「行け」「居ろ」を、身内の者や目下の者に向かって親しみをこめていう場合にも用いる。
「お越し」と「お運び」は、ほぼ同様に使われるが、「お運び」の方が少し改まった感じを与える。
どの語も、「くださる」「いただく」「になる」などをともなって使われることが多い。

おいで/お運び/お越し の関連語

お出まし
わざわざ出かけて行くこと、出て来ることなどを敬っていう語。「会長にお出ましいただく」「教祖様がお出ましになる」

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#社会生活#出会い・送迎・仲間