兆し/兆候/前兆/予兆 の解説 - 小学館 類語例解辞典

兆し/兆候/前兆/予兆 の共通する意味

何かが起こることを予感させる現象。

英語表現 symptoms omen

国語辞書で調べる 兆し 兆候 前兆 予兆

兆し/兆候/前兆/予兆 の使い方

兆し
▽元気だった父親に老いの兆しが見える ▽最近の消費の低下は、景気後退の兆しだ
兆候
▽近年低調だった映画界に復活の兆候が見えてきた ▽戦いは泥沼化する兆候を呈している
前兆
▽なまずが暴れるのは、地震の前兆といわれる ▽不吉な時代の前兆
予兆
▽何の予兆もなく突然大噴火が起こった ▽この柔らかな光は近づく春の予兆だ

兆し/兆候/前兆/予兆 の使い分け

いずれも、何かが起ころうとするしるしをいう。「兆し」「兆候」は、すでに起こり始めたできごとの一部がある現象として現れかかっていることをさす。一方、「前兆」「予兆」は、何かが起こる前にそれが起こるとわかるような別の現象をさす。
「兆し」「兆候」は、「兆しを感じる」のように、なんとなく感じとれるものも、また、それと指摘できる具体的な現象もさすのに対し、「前兆」「予兆」は、主に具体的な現象をさすのに使われる。
「兆し」は「萌し」、「兆候」は「徴候」と書くこともある。

カテゴリ

#物の動き#発生

兆し/兆候/前兆/予兆 の類語 - 日本語ワードネット

兆し の類語

即座に明らかにならないものの知覚できる手がかり(何かが起きたはっきりと見える手がかりとして) の意

何かを示すまたは暗示するのに役立つもの の意

Xに付随し、Xの存在のしるしと見なされるもの の意

重大なことが起こることを示すと感じられる出来事 の意

兆候 の類語

即座に明らかにならないものの知覚できる手がかり(何かが起きたはっきりと見える手がかりとして) の意

何かを示すまたは暗示するのに役立つもの の意

Xに付随し、Xの存在のしるしと見なされるもの の意

量の間の関係を示す文字 の意

注意を喚起する信号 の意

重大なことが起こることを示すと感じられる出来事 の意

前兆 の類語

即座に明らかにならないものの知覚できる手がかり(何かが起きたはっきりと見える手がかりとして) の意

何かを示すまたは暗示するのに役立つもの の意

Xに付随し、Xの存在のしるしと見なされるもの の意

何かまたは誰かの接近に先行し、示す何か の意

量の間の関係を示す文字 の意

注意を喚起する信号 の意

重大なことが起こることを示すと感じられる出来事 の意

時間内に類似した何かに先行する事柄 の意

予兆 の類語

即座に明らかにならないものの知覚できる手がかり(何かが起きたはっきりと見える手がかりとして) の意

重大なことが起こることを示すと感じられる出来事 の意

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