付く/くっつく/ひっつく/へばりつく/こびりつく の解説 - 小学館 類語例解辞典

付く/くっつく/ひっつく/へばりつく/こびりつく の共通する意味

ぴったり接触して離れなくなる。

英語表現 to stick (to)

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付く/くっつく/ひっつく/へばりつく/こびりつく の使い方

付く 【カ五】
▽背広に糸くずがついている ▽シャツにしみがついた ▽泥のついた靴 ▽扉についている飾り
くっつく 【カ五】
▽机がくっついて並んでいる ▽母にくっついて買い物に行く ▽折れた骨がくっつく
ひっつく 【カ五】
▽ひたいに髪がひっついてうるさい ▽いつもひっついて歩いている恋人どうし
へばりつく 【カ五】
▽子供が松の大木にへばりついている ▽やっと手にした地位にへばりつく役人 ▽靴底にガムがへばりついてとれない
こびりつく 【カ五】
▽血がこびりついて取れない ▽昨夜みた不吉な夢が頭にこびりついて離れない

付く/くっつく/ひっつく/へばりつく/こびりつく の使い分け

「付く」は、最も一般的に使われ、使用範囲も広い。泥、汚れ、色、飾りなどの具体的なものから、以下の例のように、条件、力、値段、名前、においなどまで多岐にわたる。「いろいろな条件がつく」「家庭教師がつく」「値がつかない」
「くっつく」は、「二台の車がくっついて走っている」のように、直接接触しない場合にもいう。また、「先生にくっついて行く」のように、ついて従う意味もある。
「ひっつく」は、直接の接触がある場合で、その接触を煩わしく感じていうことが多い。つまり、「くっつく」より、主観的でまた俗語的な表現として使われる。
「へばりつく」は、離れないように強く無理に接触を保とうとする動作。
「こびりつく」は、離そうとしても離せないほど固く強くついてしまっている状態。

付く/くっつく/ひっつく/へばりつく/こびりつく の関連語

付ける 【カ下一】
付くようにする。「顔にクリームをつける」「割れた茶碗(ちゃわん)を接着剤でつける」「国選弁護人をつける」「法外な値をつける」

参照

付く⇒従う/随行/付く

カテゴリ

#物の動き#接触

付く/くっつく/ひっつく/へばりつく/こびりつく の類語 - 日本語ワードネット

付く の類語

緊密に接触した状態またはそのようになる; 結合し、一緒の状態で分離しないように維持する の意

出来事または実体に関係するまたは存在する の意

だれかの仲間になる の意

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