ものだ/ことだ の解説 - 小学館 類語例解辞典

ものだ/ことだ の共通する意味

詠嘆を表わす。

ものだ/ことだ の使い方

ものだ
▽(1)三、四年前から見ると、私もずいぶん健康になったものだ ▽(2)へえー、ひどい先生もいたもんだ! ▽(3)もう離婚しちゃったなんて、夫婦の仲ってわからないものですね
ことだ
▽(1)遊んで暮らせるなんて、うらやましいことです ▽(2)我ながら何て情けないことだ!

ものだ/ことだ の使い分け

「ものだ」は、「よく(も)…ものだ」の形で、意外性を強めることが多く(表例(3))、「ことだ」は、「何て…ことだ」の形で強調することが多い(例文(2))。しかし、「よくも人前に出られたものだ」になると意外性を超えて、非難する気持ちを感じさせる。
「ものだ」は、自然の傾向、社会的慣習、常識、習性などをふまえた感想(表例(1))を述べることが多いのに対し、「ことだ」にはそのような制限がなく、話し手の個人的な感想が自由に述べられている(表例(2))。
「ものだ」には、過去から現在までの時の流れを意識した上で現在の状態を詠嘆的にとらえる「…したものだ」の用法があるが(例文(1))、「ことだ」はむしろ現時点しか意識しない詠嘆になっている。
「ものだ」「ことだ」は、丁寧な言い方では、それぞれ、「ものです」「ことです」になる。また、「ものだ」は、話し言葉になると「もんだ」と言うこともある。

ものだ/ことだ の関連語

ことか
「どんなに」「どれほど」「何と」などの疑問詞と一緒に用いて詠嘆を表わす。「女一人でどれほどつらい思いをしてきたことか」
ではないか
予想外の事に驚いた気持ちを表わす。「赤ちゃんはお化けを見ても、こわがるどころか楽しそうに笑っているではないか」

ものだ/ことだ の類語対比表

あの人のわがままにも困った…①子供というのは世話のやける…②うちの夫ときたら世話のやける…③カエルなんてよく平気で食べられる…
ものだ
ことだ

参照

ものだ⇒わけだ/はずだ ことだ⇒わけだ/はずだ

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#助詞・助動詞