ものか/(よ)う(か)/だろう(か) の解説 - 小学館 類語例解辞典

ものか/(よ)う(か)/だろう(か) の共通する意味

反語を表わす。

ものか/(よ)う(か)/だろう(か) の使い方

ものか
▽彼になんか負けるものか ▽この問題が君に解けるもんか
(よ)う(か)
▽どうして彼に人が殺せよう ▽どこにそんなばかな話があろうか
だろう(か)
▽一体だれにそんなことができるだろうか

ものか/(よ)う(か)/だろう(か) の使い分け

反語とは、肯定または否定の疑問の形で問いかけ、実は逆の意を強く訴える表現形式をいう。例えば、「家になんか帰るものか」と言えば、「絶対に帰らない」ということを言いたいわけである。
「ものか」は、反語を表わす終助詞。話し言葉では「もんか」の形になることが多い。
「(よ)う(か)」「だろう(か)」は、形の上では推量の助動詞あるいはその疑問形であるが、「どうして」「だれが」「いつ」などの疑問代名詞を伴うことが多い。

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