余分/余計/余り/端数 の解説 - 小学館 類語例解辞典

余分/余計/余り/端数 の共通する意味

何かの数量がちょうどではないこと。

英語表現 an excess

国語辞書で調べる 余分 余計 余り 端数

余分/余計/余り/端数 の使い方

余分 【名・形動】
▽少し余分に注文する
余計 【形動】
▽人より余計に働く ▽一人余計だ
余り
▽パンフレットの余り ▽余りの布
端数
▽端数は切り捨てて計算する

余分/余計/余り/端数 の使い分け

「余分」は、必要を満たして余っているもの。一般に、物に対しては「余分」が多く使われるが、事、人に対してはあまり使わない。
「余計」は、一定数量より多くあるもの。物、事、人などに対して広く使うことができる。また、「余計なことを言うな」のように、必要でない、無益なという意味にも、また、「叱(しか)られると余計反発する」のように、さらに、いっそうの意味にも使われる。
「余り」は、必要な分を満たした残り。また、「百万余りの人口を抱える都市」のように、数量を表わす語について、数量が一定の数を多少上回る意味でも使われる。
「端数」は、ちょうど切りのよい数から余った数。たとえば八〇三で、八〇〇を切りのよい数とすれば、三が「端数」となる。

余分/余計/余り/端数 の関連語

余剰・剰余
「余り」の意の文章語。「余剰米(まい)」「余剰人員」「剰余が出る」「剰余金」
おこぼれ
人が必要部分を取り去った後の余り。他人の得た利益、成功についてもいう。くだけた言い方。「せめておこぼれでも頂戴(ちょうだい)したい」「おこぼれにあずかる」

余分/余計/余り/端数 の類語対比表

…に支払う…が出る…の金…な人三で割ると…が二となる
余分
余計
余り
端数

カテゴリ

#事柄・性質#数量

余分/余計/余り/端数 の類語 - 日本語ワードネット

余分 の類語

必要とされるよりずっと大きい量 の意

他の部分が取り去られた後に残った物 の意

余計 の類語

必要である、希望される、あるいは必要であるより多いもの の意

不必要で、保証されない の意

余り の類語

強意語として使われる の意

実は(しばしば強調につながる) の意

通常であるか適当な限度を上回っている の意

必要以上に の意

特に感情に関して抑圧されていない の意

他の部分が取り去られた後に残った物 の意

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