参る/参じる/参上 の解説 - 小学館 類語例解辞典

参る/参じる/参上 の共通する意味

自分より目上の人の所へ行く、または来る。

英語表現 to go to come

国語辞書で調べる 参る 参じる 参上

参る/参じる/参上 の使い方

参る 【ラ五】
▽昨日こちらへ参りました ▽明日京都へ参ります
参じる 【ザ上一】
▽後ほどお願いに参じます ▽夕方そちらへ参じます
参上する
▽近日中にお宅に参上いたします ▽御注文の品をお届けに参上します

参る/参じる/参上 の使い分け

「参る」は尊敬語としては用いず、「先生はいつ参りますか(参られますか)」というのは誤り。「参じる」は古めかしい言い方。
「参上」は、人の所へ行くことをへりくだっていう語。
「参る」には、「神社にお参りする」のように、神社や寺にもうでるという意や、「まいった、許してくれ」「暑さで体がまいってしまった」のように、負ける、弱るという意もある。
「参る」「参じる」は、動詞の連用形に助詞「て」のついたものについて、補助動詞「行く」「来る」の謙譲語としても用いられる。「雨が降ってまいりました」「ちょっと見て参じます」

参る/参じる/参上 の関連語

馳せ参じる 【ザ上一】
大急ぎで自分より上の人の所へ行く。「馳せ参ずる」とも。「知らせを聞いて馳せ参じた次第でございます」
罷り出る 【ダ下一】
あつかましく人前へ出る。また、貴人の前から退く。口語ではほとんど使われない。「お願いがございまして、まかり出ました」
いらっしゃる・おいでになる 【ラ五】
「行く」の意の尊敬語。「どちらへいらっしゃるのですか」「いつおいでになりますか」

カテゴリ

#人間の動作#往来

参る/参じる/参上 の類語 - 日本語ワードネット

参る の類語

回転をする; ゲームにおいて一つの動作をする の意

望みを欠いている敗北に直面してあきらめる; 負けを認める の意

場所を変える; また比喩的にも移動する、旅をするまたは前進する の意

特定の距離をカバーする の意

何かまたは誰かに向かうまたは何かまたは誰かに近づく の意

目的地に着く; 動くことまたは前進によって到着する の意

(ミーティング、礼拝、大学)等に出席する の意

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