へつらう/こびる/おもねる/取り入る の解説 - 小学館 類語例解辞典

へつらう/こびる/おもねる/取り入る の共通する意味

気に入られようとして、相手の機嫌を取る。

英語表現 to flatter

国語辞書で調べる へつらう こびる おもねる 取り入る

へつらう/こびる/おもねる/取り入る の使い方

へつらう 【ワ五】
こびる 【バ上一】
おもねる 【ラ五】
取り入る 【ラ五】

へつらう/こびる/おもねる/取り入る の使い分け

「へつらう」「こびる」「おもねる」は、どれも相手に気に入られるように振る舞う意を表わし、非難する意がこめられている。
「こびる」は、女性が男性の気をひこうとしてなまめかしく振る舞う意でも用いる。「こびる」は、「媚びる」とも書く。
「取り入る」は、自分が有利になるように、力のある人に働きかけること。「うまく取り入った」は、結果的にそれが成功した意になる。
「へつらう」は、「諂う」「諛う」、「おもねる」は、「阿る」とも書く。
「こびる」と「へつらう」とは、「こびへつらう」の形で複合して使うことも多い。

へつらう/こびる/おもねる/取り入る の関連語

ごますり
他人にへつらって自分の利益をはかること。また、その人をいう。「わが社で一番のごますり男」
阿諛する
ご機嫌を取ること。文章語。「阿諛追従する」
おためごかし
表面は相手のため(利益)をはかるように見せかけて、実は自分の利益をはかること。「おためごかしの親切」
卑屈 【名・形動】
意気地がなく、相手に屈服したり、へつらったりすること。「卑屈な笑い」「そんなに卑屈になるな」

へつらう/こびる/おもねる/取り入る の類語対比表

上役に…世間に……ようなまなざしうまく…
へつらう
こびる
おもねる
取り入る

カテゴリ

#人間の性質#人当たり