嘘/偽り/法螺 の解説 - 小学館 類語例解辞典

嘘/偽り/法螺 の共通する意味

本当でないこと。事実と異なること。

国語辞書で調べる 偽り 法螺

嘘/偽り/法螺 の使い方

▽うそで固めた身の上話 ▽彼のいったことはうそだ ▽まっ赤なうそ ▽うそつき
偽り
▽結婚の約束は偽りではなかった
法螺
▽彼のほらにはつきあっていられない ▽ほらもいいかげんにしろ ▽ほらふき

嘘/偽り/法螺 の使い分け

「嘘」は、本当ではないことを知っていて、だますためにそれを告げること。最も一般的に用いられる。また、「昨夜の雨がうそのような青空」のように、真実でないこと一般についても用いられる。[英]a lie
「偽り」は、事実を意図的に改変したものをいう。多く、書き言葉で用いられる。[英]a falsehood
「嘘」「偽り」は、「うそいつわりは申しません」のように、対でも用いられ、意味が強調される。
「法螺」は、自分を誇示するために、小さなことを大げさに伝えたり、ありもしないことを捏造(ねつぞう)して伝えたりすることをいう。[英]a boast

嘘/偽り/法螺 の関連語

そら
根拠のないこと、すなわちうそ。「そらを言う」
嘘っぱち・嘘八百
「うそ」を強調していう語。話し言葉。「あいつの言うことなんて、みんなうそっぱちだ」「うそ八百を並べ立てる」
虚偽
本当であるかのように見せかけること。「虚偽の証言をする」
偽善
本当はそうでないのに、うわべを飾って正しく立派であるように見せかけること。「偽善者」「偽善的」
まことしやか 【形動】
本当はそうでないのに、いかにも本当らしく見せかけるさま。「まことしやかなうそをつく」
二枚舌
別々の矛盾したことを言うこと。「二枚舌を使う政治家は信用できない」
はったり
実際以上に見せようとして、おおげさな言動をすること。「はったりを利かせる」
本当でないこと。多く、他の語と複合して用いられる。「虚か実か」「虚実」
虚言
他人をあざむく言葉。文章語。「虚言を並べ立てる」「虚言癖(へき)
虚辞
真実でない言葉。文章語。「虚辞を連ねる」
そら言
実際とは異なる空想上のこと。「そら事」とも。「そら言を言う」「絵そら事」
そら音
事実無根の勝手な作り話。「そら音で人をだます」

嘘/偽り/法螺 の類語対比表

…を言うな…をつく…の笑みを浮かべる…をふく
うそ
偽り
ほら

カテゴリ

#事柄・性質#真偽

嘘/偽り/法螺 の類語 - 日本語ワードネット

の類語

わざと真実から逸脱させる行為 の意

真実からそれるまたは真実を誤らせる言明 の意

虚偽の、あるいは真実でないこと の意

偽り の類語

わざと真実から逸脱させる行為 の意

虚構形式で書くこと の意

真実からそれるまたは真実を誤らせる言明 の意

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