とる の類語・言い換え
ブックマークへ登録とる/持つ の使い分け
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- 「とる」は、特定の動作のために何かを手にする意。「手にとる」は、単に手に持つのではなく、見る、においをかぐなどのために何かを手にする意を表わすのが普通。「手をとって教える」も、相手を導くための動作を表わす。また、特定の道具を手にして何かをするという意味でも用いられる。「筆(ペン)をとる」「舵(かじ)をとる」は、文章を書く、船を操縦する意。さらに、「指揮をとる」「事務をとる」のように、単に、あることを自分の役目とする意味でも用いられる。
- 2
- 「持つ」は、「手に持つ」「かばん(机)を持つ」のように、手につかむ意味で用いられる場合と、「たくさんの金(土地)を持っている」のように、所有する意味で用いられる場合とがある。ともに、「取る」のように何かをするために手にするのではなく、手につかむ(所有する)という動作しか表わさない。したがって、「筆を持つ」「舵を持つ」は、単に筆、舵をつかむ(所有する)という意味しかない。
- 3
- 「とる」は「取る」と書くことが多いが、「筆をとる」「事務をとる」などは「執る」とも書く。
とる/持つ の類語対比表
手に… | 筆を… | 手を…て教える | 土地を…ている | |
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とる | ○ | ○ | -っ○ | -っ- |
持つ | ○ | ○ | -っ- | -っ○ |