打つ/叩く/殴る/ぶつ の解説 - 小学館 類語例解辞典

打つ/叩く/殴る/ぶつ の共通する意味

対象に、道具、手などを強く当てる。

英語表現 to hit to strike

国語辞書で調べる 打つ 叩く 殴る ぶつ

打つ/叩く/殴る/ぶつ の使い方

打つ 【タ五】
▽手を打って喜ぶ ▽杭(くい)を打つ
叩く 【カ五】
▽太鼓をたたく ▽尻(しり)をたたく(=行動をおこすようにうながす)
殴る 【ラ五】
▽なぐるけるの乱暴をはたらく
ぶつ 【タ五】
▽父親にぶたれる

打つ/叩く/殴る/ぶつ の使い分け

四語とも人間の意志的な動作をさすことが多いが、「打つ」はこのほか、「転んで腰を打つ」のように無意志的な動作にも用いられる。
「叩く」は、素手や道具で対象に攻撃を加える意味と、反復して行うことで、対象に刺激を与える意味も持つ。また「計画の不備を徹底的にたたく」のように、精神的な打撃を与える意にも用いる。
「殴る」「ぶつ」は、人間が人間や動物の体に攻撃を加える意。

打つ/叩く/殴る/ぶつ の関連語

小突く 【カ五】
指先などで突いたり押したりする。「頭をこづく」
ひっぱたく 【カ五】
強くたたく。「余計なことをいったら、ほおをひっぱたいてやれ」
叩きのめす 【サ五】
徹底的にたたく。「あまりに生意気だから、たたきのめしてやった」
打ち据える 【ア下一】
動けなくなるほどなぐる。「数人が寄ってたかって一人の青年を打ち据えた」
ぶん殴る 【ラ五】
「殴る」を強めていう語。「腹が立ったから五、六発ぶん殴った」
殴り飛ばす 【サ五】
力いっぱい殴る。「邪魔者は殴りとばせ!」
殴りつける 【カ下一】
ひどく殴る。「店の外にひきずり出して殴りつけた」
張る 【ラ五】
平手で横ざまに打つ。「悔しくなって、つい相手の横っつらを張ってしまった」
食らわす 【サ五】
「殴る」意の俗な言い方。「食らわせる」ともいう。「往復びんたを食らわす」「パンチを食らわせる」

打つ/叩く/殴る/ぶつ の類語対比表

げんこで頭を…平手でほおを…激昂げきこうして机を…太鼓を…
打つ
たたく
なぐる
ぶつ

参照

張る⇒湛える/張る

カテゴリ

#人間の動作#手の動作

打つ/叩く/殴る/ぶつ の類語 - 日本語ワードネット

打つ の類語

当たる; と突然接触する の意

鋭い一撃を与える、あるいは押す: の意

障害と激しく衝突する の意

殴りつける; 罰則としてまたは攻撃行為としてのいづれかで暴力にあう の意

すばらしい感情でまたは音楽の伴奏に伴い(自身の体の一部分を)繰り返し打つ の意

手または器具のどちらかで何かを叩く の意

打つことで動くようにする の意

鋭くたたく の意

打つことにより形をなす の意

明るくし、何度も表面へのタップを繰り返す の意

まるで視覚的に、または、聴覚的に、さわるあるいは、のように見える の意

叩く の類語

無礼に扱う、言及するまたは話す の意

言葉または文書の攻撃 の意

敵、相手、または目標に対して戦略的な、そして、不快な襲撃をする の意

鋭い一撃を与える、あるいは押す: の意

乱暴に打つ の意

軽く打つ の意

  • 軽く叩く

殴りつける; 罰則としてまたは攻撃行為としてのいづれかで暴力にあう の意

手または器具のどちらかで何かを叩く の意

手、拳または武器などで、素早い一撃を加える の意

鋭くたたく の意

拳骨でたたく の意

激しく撲つ の意

打つことにより形をなす の意

はためく動きとともに動く の意

強く打つ動作を伴って動く の意

明るくし、何度も表面へのタップを繰り返す の意

交換条件を交渉する の意

殴る の類語

鋭い一撃を与える、あるいは押す: の意

殴りつける; 罰則としてまたは攻撃行為としてのいづれかで暴力にあう の意

手または器具のどちらかで何かを叩く の意

明るくし、何度も表面へのタップを繰り返す の意

ぶつ の類語

殴りつける; 罰則としてまたは攻撃行為としてのいづれかで暴力にあう の意

手または器具のどちらかで何かを叩く の意

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