蜃気楼/海市/空中楼閣 の解説 - 小学館 類語例解辞典

蜃気楼/海市/空中楼閣 の共通する意味

気温の相違により、地上や海面上の大気の密度が一定ではないときに、光の異常な屈折が原因で、遠方の景色が見えたり、船が逆さまに見えたりするなど、物が実際とは異なって見えるような現象。

英語表現 a mirage

国語辞書で調べる 蜃気楼 海市 空中楼閣

蜃気楼/海市/空中楼閣 の使い方

蜃気楼
▽蜃気楼が立つ
海市
▽海上に海市が見られる
空中楼閣
▽砂漠に空中楼閣が見られる

蜃気楼/海市/空中楼閣 の使い分け

「蜃気楼」は、最も一般的。昔、蜃(大はまぐり)が気を吐いて楼閣を描くと考えて名づけられたもの。
「海市」は、文章語。
「空中楼閣」は、本来、「君の言っていることは空中楼閣に過ぎない」のように、空中に築いた高い建物のように、根拠がなく抽象的な事柄を言い、この意味で使われることの方が多い。

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